摂食障害の娘へ

パールじゅんこ

2011年11月01日 05:41

 
  いつの間にか 秋が過ぎ 初冬を迎えた。




 明るく
 お茶目な
私の次女 みぃは10月27日の誕生日で31歳を向かえた。

今彼女は
国立長崎医療センターの病室で 死と向き合っている。

2011,10,27 20:03  (誕生日) 

   入院して3週間が過ぎた
   原因がわからないとただ居るだけ。
   退院もだめだし。
   
   今日も部屋から出るなと言われてキレそう、
   よりノイローゼになりそう
   苦しい
   もう嫌、飽きた、気がまいる。

   外で好きな事してホナ、サイナラの方がましばい。
   
   いっそ気違いになりたい。
   立ち直ろうと思いもするけど
   もうどーでもいいやと思うね
   どーしたらいいんだろうね。

   先生も信用ならん  ぶぅ



土曜、日曜の外泊を心待ちにしているみぃからメールが届いた。


その翌日
2011,10,28  12:30 
昼食を済ませ事務机でのんびりしている私のスマホに
一件のメールが届いた。



   死にかけた

   意識がなくなり先生達に囲まれ、
   点滴、注射されてた。

   とは、少し大袈裟かもしれないけど実際はそれ。
   今は点滴で気分はよくなったけど、
   検査待ちの状態。

   またよみがえったね。
   先生が奇跡の一注射ですくった!って言ってた

   点滴も入りにくく7回くらい針刺しまくり



何だかとっても明るいこのメールに
私は 返した。
           不謹慎に・・・・


     天国みた?

     地獄みた?



母親が母親なら 娘も娘だ。
すかさず ベットの娘から返信。   12:43


      うん、天国よ

      気持ち良く眠ってた 
      白雪姫だった。 


      低血糖で意識不明 
      でも、やばかったらしいね
      いつもなら いない先生がたまたまいたの。

      わたし やっぱりしぶといね
      誰の子?
 


10月5日に入院して 3週間が過ぎた。
永い年月を費やして
やっと  治療に入ることができた。

  手遅れでありませんように・・・・

  明るい明日がありますように・・・・

祈ることしかできない
母親として 無力な自分がここにいる。


私の願いが天に通じるんだろうか?


明るく 天真爛漫だった 頑固なみぃ

生きて !
とにかく 生きて !

3週間の入院生活がつらいというみぃ。
病室での時間が
ノイローゼになるというみぃ。

ノイローゼになってもいい。
気違いになってもいい!

とにかく命さえあれば
後から直せばいい。

命の炎が消えないように祈るしかできない。