摂食障害の娘と共に メンテナンス
みい
お母さんは どうしたら強くなれるかなぁ。
みいみたいに
泣き言も
愚痴も
嫌味も言わず
いられるんだろう。
HAYATOを送り
おとうさんを職場に降ろし
みいの元へ行きたいんだけど
お母さんの顔はみいの前に出せない・・。
涙が止まるまで・・
気持ちが落ち着くまで・・
ここにもろい感情を置き去りにしないと
みいの前に立てない。
ベットに座り
紫に腫れた両手を膝の上に置き
うつむいて泣いたみい。
「 先が見えない
帰りたい・・」
と泣いた昨日のみい。
午後10時
絵本を閉じすーと眠りについたHAYATOの横で
みいのことを思っていた。
電話のベルと共に
主人の声が聞こえてきた。
枕元を整え
そっと
HAYATOのそばを離れた。
徳田先生からの電話を主人が受けていた。
腎臓の結石が下り
尿管に止まってしまった。
それが障害となり
様々な危機がやってきている。
「
今娘さんを苦しめているのは
結石だということははっきりしています。
とにかく
このままで放っておくわけにはいかない。
身体を
手術に耐えられるように治療し
左尿管結石を破砕する手術を考えています。
ただ
この状態のまま
受け入れてくれる泌尿器科の医師がいるかどうか?
とにかく
輸血 および 抗生物質を投与し
血液検査が基準値に収まるようにもっていきます。
そのうえで
早急に 引き受けてくれる
専門医を探します。 」
懸命に取り組んでくださっている徳田先生を信頼し
徳田先生に全てを託し
みいの命をつなぐよう祈るしかない。
心を落ち着かせ
気持ちを切り替え
みいの元に行こう。
腫れあがった両足をマッサージしてあげなくてはね。
みいは
待っているはず。
お母さんを!
明るく楽しいCDを一枚選んで出かけよう。
涙は無用 !!