みいとの時間
みいはメニューを覗き込み
フルーツサンドを注文した。
フルーツサンドの大きなトレーの上には
生クリームのたっぷり入ったサンドイッチが三切れ盛られ
可愛いお皿に野菜サラダと
プリンがのっていた。
私は トルコライスを選んだ。
200円プラスしてコーヒーの飲み放題プランをチョイスした。
私達は
ほとんど同時に食べ終わった。
みいが楽しみにしている
デザート「トリプルアイス」が運ばれてきた。
私は抹茶を選んだ。
なんのためらいもなく
スマホのシャッターをおした。
「みいも撮ってもいい?」
みいはピースをして笑った。
「 なんだ あの母娘は・・・て 笑われるね。」
と言葉を添えながら 笑顔を向けた。
ユニークなみいが戻ってきた。
「 ほんと ちっちゃな子供を写すなら 解るけどね
被写体が みいだもんね 」
微笑みが こぼれるようになった。
ずっと寄り添って見守ってくれていると信じられる
亡き義母。
その義母にそっくりのみいは
日増しに 元気を取り戻し始めた。
彼女のおちゃめな明るい性格が戻ってきた。
深まりゆく秋の一日
私はみいと二人っきりで
家族の長袖のパジャマを買いに出かけた。
みいは
命を懸けて
私に「母親」というもののあるべき姿を教えた。
こんな
些細なあったかい時間を
大人になったみいと持っていなかった。
忙しいを口実に・・・。
たくさんの反省しなければならないことが
私の胸に
押し寄せてくる。
お母さんは
「お母さん」として
やり直しがきくよね。 みい。
私は肩の力を抜いて
真剣に
「 母親業 」に取り組まなければいけない。