さようなら マレーシア

パールじゅんこ

2016年02月05日 07:55

沢山の外国人の列に並んだHAYATOに
     順番が回ってきた。

         
大きな声でHAYATOは言った。
「 エクスチェンジ プリーズ。 ジャパニーズ エン。」


英語が喋れない私。
搭乗ゲートの近くの両替所の前に並んで
ひそひそとHAYATOと相談した。
「 Exchange please. Japanese Yen. 」て
言ってみようか・・」と

大きな声で HAYATOははっきりと言った。
が・・・
「 Exchange please. Japanese Yen. 」とは
言えていなかったはず!
だが 大きな声で言った。
「 エクスチェンジ プリーズ。 ジャパニーズ エン!」と
それは、カタカナの日本の言葉であったはず。

係員は 顔を上げてHAYATOを見つめてから
HAYATOが差し出したマレーシア紙幣を
無造作に受け取りメモ用紙に計算を始めた。
そして
輪ゴムで止めた日本円の札束を取りだし
1000円札を一枚取りだした。
それから
  日本円紙幣   千円札x1枚
  マレーシア紙幣 1リンギットx1枚
  マレーシア硬貨 50¢x1ケ 20¢x3ケ 
             10¢x1ケ 5¢x2ケを
手計算したメモ用紙と共にカウンターの上に置いた。

HAYATOはマレーシアの旅行において
100リンギット(3000円)をおこずかいにしていた。
アイスクリーム リューガン(果物) バナナ
お菓子 ジュース・・・
約1900円程 使っていた。

HAYATOは瞳を輝かせて両替をした紙幣を握りしめた。
そして
搭乗ゲートの前の椅子に座り出発の時間を待った。
日本時間では真夜中の24時だが
HAYATOは気丈に起きていた。


     ( クアラ・ルンプール国際空港 )

 暑い国 マレーシアの旅が幕を閉じようとしている。



23時50分(日本時間0時50分)定刻通りに
マレーシア航空MH0052便は
クアラ・ルンプール空港の滑走路で
関西空港に向かって離陸体制に入った。


快適に飛び立った飛行機の
シートベルト着用のサインが消えた時
3列のシートを使ってHAYATOを寝かせた。

HAYATOは足を延ばして眠りに着いた。
ゆったりと・・・

                  
   

早すぎる朝食が運ばれてきたのは
マレーシアを飛び立ってから
5時間ほどたった時である。
日本時間で5時30分過ぎの頃だった。


  眠い目をこすりながら機内食を食べた。


              

  

午前6時30分 関西空港に到着した私たちは
第一ターミナルの
リラクゼーションスタジオ「フォレスト」に寄った。
福岡空港への飛行機の乗り継ぎ時間が長い為
1時間のマッサージを予約していた。

マッサージは心地良く すっきりとした気分で
第2ターミナルのピーチ航空の発着場所へと
バスで移動した。

格安航空 ピーチで福岡へと向かった。
機内は 往復とも満員だったが
HAYATOには窓際の席が確保できた。

       





  到着した福岡は 
  小雨模様の真冬の日曜日だった。

   12日~17日
  マレーシア旅行は 終わった。