12月21日の記事
せっせと お客様への年賀状を作り続けて一ケ月。
200枚
500枚
800枚・・・と
手作り賀状が出来上がってきた。
気が付いたら今年もあと僅かとなってしまった。
9月にたてた旅行の日が迫ってきた。
わくわくする暇もなく
徹夜の賀状作り
睡眠不足のため爆睡
が繰り返されている。
オーストラリア(パース)と
帰りにちょっぴりシンガポール観光を組み込んだ旅行を計画したのは
超多忙な日々が続いていた夏の終わりの頃だった。
相変わらず息つく暇もないような日々が続いている。
秋の風情もじっくり味わうことも無く・・
好きな映画鑑賞もままならず・・
洋服を買いに行く時間もとれず・・・
日増しにふっくらとなっていくみいに
夕食時にHAYATOが妹に言うように話しかける。
「 みい 太ってきたね。」
サラダばかり食べているみいが答えた。
「 HAYATOの参観日に行けるかなぁ。」 と。
私は即座に話に加わった。
「 5年生になったら みいが行ってあげなさいね。」と
それから数日後の昨日のこと。
私は国語の授業参観を終えて帰ろうとしていた時
HAYATOのクラスの役員さんから呼び止められた。
「 学級の役員さんをしていない人が3人います。」
「 来年はお願いしたいのですが・・ 委員長しか残っていません。」と。
若い頃
PTA役員や地区の役員 などなど
沢山の役をこなしてきた私には容易いことだった。
だが・・
困った。
正直言って 今の私には
若いママ達と共に役員の輪の中に入っていくのはちょっと引けた。
自分の老いというものを感じ始めていたからである。
ばあば ばあば と私にくっついてくるHAYATOが
頻繁に言い始めた気になることがある。
「 ばあば 臭いよ。 口臭。 」
「 ばあば 臭いよ。 汗臭い。 」
「 ばあば 臭いよ。 ・・・・ 」
私にぴったりくっついてきて
耳元でそう言うHAYATOの足の匂いも強烈である。
1m四方 ぷんぷん匂ってくる。
だが 本当に私は体臭に敏感になり始めた。
視力が極端に落ち始めたこの頃
清潔にも十分すぎるほど気を配らなければならなくなった。
一日一日・・
一時間 一時間・・
老いていく自分と向き合っていかなければならない。
小さな職場の「顔」といってもらって働いてきたが
第一線を退かなければならないと真剣に考え始めたこの頃であった。
しかし
後継者探しは難しい。
人間ドックを終えた私の結果所見には
「検便に出血が表れているので精密検査」と記されていた。
私は内科の検査をオーストラリアから帰ってから
来年の1月中旬過ぎ精密検査を予定した。
まだまだ降りかかてくる小さな「 こまった! 」に
立ち向かっていかなければならない。
しかし
私の心臓は強くなっているはずである。