メダカの誕生日  蛍の誕生日

パールじゅんこ

2017年05月29日 00:32

「 HAYATO  生まれると思っていた?」
「 いいや! 思っていなかった。」

「ばあばも まさか生まれるとは思わなかった!」

5月13日
HAYATOは遊びに行ったお友達のおばあちゃんから
メダカの卵を貰ってきた。

昨年お友達の田んぼから
メダカをすくってきて
大切に育てていたHAYATOに
今年はお友達のおばあちゃんが
メダカの卵をくれたのだった。

小さな瓶に入れられた卵から
赤ちゃんを孵化できるなんて思っていなかった。
が・・
小さな海苔の空きビンに移し
水草を入れて置いた。

5月27日
海苔の瓶を覗き込んだHAYATOが言った。
「 ばあば メダカの赤ちゃんが生まれているよ!」と。

老眼の私には見えていなかったが・・・
メガネをかけると確かに3~4匹のメダカが
元気に泳いでいた。



   メダカの赤ちゃん  5月27日   誕生



             



   メダカ 3匹      メダカの赤ちゃん3~4匹





  ちょっぴり  赤ちゃんの飼い方を勉強してみた。

    水質を変えないこと
    食欲旺盛なので頻繁にエサを与える
    少しだけお日様が当たるようなところに置く

  元気に 育ちますように!!



                  



  そうだ!
    我が家の横を流れる「不老の元川」で
    蛍の乱舞が始まったのだった。

  
  
   
   長く綺麗なまつ毛を持つ美女を
   感じさせられるような  「スイカズラ」 
   玄関前の空き地から甘く魅力的な匂いを放ち・・





    清らかな香りをあたり一面に漂わせて
    「晩白柚」 の花が畑の隅で咲き誇り・・」



   庭のミニバラ「飛鳥乙女」 が満開の時を迎えた。


   お日様のベールに包まれて
   虫たちの羽音が
   一日中途切れることなく続いた。
   

 「 今年の蛍は 特別きれいよ。」と 
 いつも一緒に蛍狩りを楽しむお隣の奥様が言った。

 200~300m 坂道を下れば
 道横で生まれた蛍が
 道路を挟んだ木の枝に飛びうつり
 手を伸ばせば蛍がキャッチできるのである。
    


 毎年恒例である家族そろっての夕食後の蛍狩りだが
 食後に 漢字   算数   社会   音読 と
 せっせ せっせと机に向かうHAYATOを
 夜遊びに誘いだせないでいる。


 学校から帰るとランドセルをほおり投げると
 毎日自転車で坂の下まで遊びに行くHAYATOは
 夕食後に
 沢山の宿題に取り組まなければならない。
 
 我が家の庭に時折り飛んでくる蛍を歓迎し
 庭から100mほど離れた野原のむこうの川で乱舞する
 蛍の光を眺めては
 HAYATOを連れ出し
 蛍狩りに出るチャンスを伺っている日々である。