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2014年01月28日
還暦記念旅行 「旅宅便」
東京旅行二日目の朝
午前9時
「旅宅便」のドライバーさんは
ホテルの前の道路に車を停めて
人懐っこい笑顔で
私達が出ていくのを待っていてくれた。
JR大森駅のすぐ近くのホテルを出発して
みいとHAYATOをディズニーランドに降ろした後
「旅宅便」のドライバーさんと
話を弾ませながら
千葉をくる~~と回り
東京湾アクアラインへと向かった。
あたたかいお日様の下のドライブは
ドライバーさんとの話が弾み
あっという間に
日本第1位の長さの橋梁
アクアブリッジ(4.4km)を通り
人工島にあるPA「海ほたる」へと到着した。
まず
「海ほたる」PAにある
技術資料館「うみめがね」を見学した。
東京湾アクアラインの
建築技術についての解説や
シールドマシンや風の塔などの構造がわかる模型や
掘削技術について詳しく解説するパネルなどが
展示されていて
建設技術や その工法について興味のある主人には
とても良い観光スポットだった。
東京湾アクアラインPA「海ホタル」で
ゆっくりと過ごし、昼食をとった後
日本第4位の長さの道路トンネルである
アクアトンネル (9.6km)を通って
再び都内へと向かった。
見物の最終目的地を葛西臨海公園に決定した。
そこで時間の調整をし
みいとHAYATOを
午後5時に
ディズニーランドへと迎えにいう事にした。
それまで自由に観光することにして
車窓見物を楽しみながら
気ままに車を走らせた。
個人タクシー「旅宅便」のドライバーHさんは
車内の会話の中で
私達の興味を引きそうな
穴場の観光スポットに案内しながら
葛西臨海公園へと向かった。
彼は
機知に富んだその経験で
観光バスの運転手・バスガイド・添乗員の
三役を見事に熟していた。
初日
街路樹の多いことに新鮮な驚きを覚えた私は
頻繁にドライバーさんに話しかけていた。
・・・・ らしい。
「 道端のつつじは5月には花を咲かせますか? 」
「 桜の木が多いですね。」
「 あらぁ この大きな樹はモクレンですか?
もう蕾がいっぱいついていますね。」
「 若葉のころの東京は綺麗でしょうね 」・・・と
その会話から
ドライバーさんは
私が緑化に興味がある事を察して
首都高速道路・大橋ジャンクション建屋の
屋上に造られた庭園「目黒 天空庭園」に
案内してくれた。
ビルの屋上から入った
目黒区立の緑地公園は
らせん状の道路の屋根の上に造られていた。
都会のビルの合間で
それは
天空に浮かぶオアシスのようであった。
田舎の大自然の中で暮らす私は願った。
大都会で住む人たちの為に
天空の森が豊かに育っていきますようにと。
都会で育つ子供たちの
冒険の森へと木々が繁っていきますように。
垣根の樫の木がうっそうと茂り
強いビルの谷間風を遮りますように・・・
モチの木の実に
秋には野鳥が群がりますように・・・
野鳥の糞から
樹の芽が出て育っていきますように・・・
鶯が枝から枝へと飛び交い
自慢ののどを競う日が来ますように・・・
春夏秋冬 草花が咲き誇りますように・・・
区民の方達の育てるキャベツで
たくさんの青虫が育ち
蝶が舞いますように・・ と
さまざまなことを好き勝手に思った。
アニメ「天空の城 ラピュタ」のように
東京の未来都市のイメージが
楽しく頭の中を駆け巡った。
私は ズーと先に又この天空の庭園にやって来たい。
2013年3月にオープンしたこの天空庭園が
豊かな緑の空間として
目黒に住む人々のオアシスになりますようにと願いながら
隣接するクロスエアタワーの9Fから降りて
路上駐車の車で待つドライバー Hさんの元へ戻った。
そして
ドライバー Hさんは
近くの
世界惟一の「目黒 寄生虫館」の前で
車を停めてくれた。
車を降りる私達に
ひとこと気使いを添えた言葉をかけた。
「 ここは 入場料を取りません。
絵葉書一枚でもいいので
購入してあげてくれませんか。」 と。
車内で待つドライバーさんの言葉が
私には十分すぎるくらい理解できた。
一階、二階と
主人とちっちゃな標本を覗き込んだ。
そして
私は一冊の本を買った。
「 子供の科学 寄生虫の奇妙な世界 」
2200円
たくさんの寄生虫の標本をみた後
ドライバーさんは
船に興味のある私たちの為に
お台場から葛西臨海公園までを
船で移動することを進めてくれた。
フジテレビ本社ビルの前の埠頭に到着した頃には
あいにく
最終便が出てしまった後だった。
のんびりと
港で潮風にあたり
再び ドライバーさんの案内で
葛西臨海公園へと向かった。
午後4時少し前
葛西臨海公園に到着した。
ドーナツ型の大水槽を
大きなマグロやカツオが
勢いよく泳ぎ回っていた。
午後4時40分
水族館から出ると
西の空を茜色に染めて陽が沈もうとしていた。
駐車場へと歩きながら
ディズニーランドにいるHAYATOに電話を入れた。
弾んだ声がしてみいに代わった。
みいの声も弾んでいた。
二人っきりの一日がどんなに楽しかったかが
伝わってきた。
私は 安堵した。
主人の還暦の記念旅行の今日という日を
私は一生忘れることは無いだろう。
みいが
高次脳機能障害を克服したであろうことが
判明出来た今日という日を
私は忘れることはないだろう。
摂食障害 離婚 高次脳機能障害
みいは乗り越えたはずである。
次女みいの病気と闘ってきた日々に
私はピリオドを打つことが出来たのである。
静かに
夕闇が迫ってきていた。
午後5時
約束の時間に舞浜駅前で二人と合流した。
お土産を抱えた二人は
賑やかに車に乗り込んできた。
「旅宅便」のドライバー Hさんは
HAYATOのために
素敵なサプライズを計画してくれていた。
ホテルへの帰り道に
再び お台場へと向かい
車道に車を停めたドライバーさんは私達に
階段を上ってショーを観ることを進めた。
階段を上がったHAYATOは
「 あっ ガンダムだ!」と 声を上げた。
そこは
「ガンダム フロント東京」の野外ショー会場だった。
5時30分から 15分のショーは
主人が誰よりも興奮した。
還暦を迎える主人は
ガンダムの大ファンで
今でも プラモデルに夢中である。
我が家にはたくさんのガンダムのプラモデルが
飾られているのである。
ドライバー Hさんには内緒だが
HAYATOより
主人のほうがガンダムのファンである。
思いもかけなかった
サプライズ エンディングにより
楽しかった一日が
より楽しいものとなった。
車は 興奮した私達を乗せてホテルへと向かった。
さようなら
ありがとう
「旅宅便」 ドライバー Hさん
午前9時
「旅宅便」のドライバーさんは
ホテルの前の道路に車を停めて
人懐っこい笑顔で
私達が出ていくのを待っていてくれた。
JR大森駅のすぐ近くのホテルを出発して
みいとHAYATOをディズニーランドに降ろした後
「旅宅便」のドライバーさんと
話を弾ませながら
千葉をくる~~と回り
東京湾アクアラインへと向かった。
あたたかいお日様の下のドライブは
ドライバーさんとの話が弾み
あっという間に
日本第1位の長さの橋梁
アクアブリッジ(4.4km)を通り
人工島にあるPA「海ほたる」へと到着した。
まず
「海ほたる」PAにある
技術資料館「うみめがね」を見学した。
東京湾アクアラインの
建築技術についての解説や
シールドマシンや風の塔などの構造がわかる模型や
掘削技術について詳しく解説するパネルなどが
展示されていて
建設技術や その工法について興味のある主人には
とても良い観光スポットだった。
東京湾アクアラインPA「海ホタル」で
ゆっくりと過ごし、昼食をとった後
日本第4位の長さの道路トンネルである
アクアトンネル (9.6km)を通って
再び都内へと向かった。
見物の最終目的地を葛西臨海公園に決定した。
そこで時間の調整をし
みいとHAYATOを
午後5時に
ディズニーランドへと迎えにいう事にした。
それまで自由に観光することにして
車窓見物を楽しみながら
気ままに車を走らせた。
個人タクシー「旅宅便」のドライバーHさんは
車内の会話の中で
私達の興味を引きそうな
穴場の観光スポットに案内しながら
葛西臨海公園へと向かった。
彼は
機知に富んだその経験で
観光バスの運転手・バスガイド・添乗員の
三役を見事に熟していた。
初日
街路樹の多いことに新鮮な驚きを覚えた私は
頻繁にドライバーさんに話しかけていた。
・・・・ らしい。
「 道端のつつじは5月には花を咲かせますか? 」
「 桜の木が多いですね。」
「 あらぁ この大きな樹はモクレンですか?
もう蕾がいっぱいついていますね。」
「 若葉のころの東京は綺麗でしょうね 」・・・と
その会話から
ドライバーさんは
私が緑化に興味がある事を察して
首都高速道路・大橋ジャンクション建屋の
屋上に造られた庭園「目黒 天空庭園」に
案内してくれた。
ビルの屋上から入った
目黒区立の緑地公園は
らせん状の道路の屋根の上に造られていた。
都会のビルの合間で
それは
天空に浮かぶオアシスのようであった。
田舎の大自然の中で暮らす私は願った。
大都会で住む人たちの為に
天空の森が豊かに育っていきますようにと。
都会で育つ子供たちの
冒険の森へと木々が繁っていきますように。
垣根の樫の木がうっそうと茂り
強いビルの谷間風を遮りますように・・・
モチの木の実に
秋には野鳥が群がりますように・・・
野鳥の糞から
樹の芽が出て育っていきますように・・・
鶯が枝から枝へと飛び交い
自慢ののどを競う日が来ますように・・・
春夏秋冬 草花が咲き誇りますように・・・
区民の方達の育てるキャベツで
たくさんの青虫が育ち
蝶が舞いますように・・ と
さまざまなことを好き勝手に思った。
アニメ「天空の城 ラピュタ」のように
東京の未来都市のイメージが
楽しく頭の中を駆け巡った。
私は ズーと先に又この天空の庭園にやって来たい。
2013年3月にオープンしたこの天空庭園が
豊かな緑の空間として
目黒に住む人々のオアシスになりますようにと願いながら
隣接するクロスエアタワーの9Fから降りて
路上駐車の車で待つドライバー Hさんの元へ戻った。
そして
ドライバー Hさんは
近くの
世界惟一の「目黒 寄生虫館」の前で
車を停めてくれた。
車を降りる私達に
ひとこと気使いを添えた言葉をかけた。
「 ここは 入場料を取りません。
絵葉書一枚でもいいので
購入してあげてくれませんか。」 と。
車内で待つドライバーさんの言葉が
私には十分すぎるくらい理解できた。
一階、二階と
主人とちっちゃな標本を覗き込んだ。
そして
私は一冊の本を買った。
「 子供の科学 寄生虫の奇妙な世界 」
2200円
たくさんの寄生虫の標本をみた後
ドライバーさんは
船に興味のある私たちの為に
お台場から葛西臨海公園までを
船で移動することを進めてくれた。
フジテレビ本社ビルの前の埠頭に到着した頃には
あいにく
最終便が出てしまった後だった。
のんびりと
港で潮風にあたり
再び ドライバーさんの案内で
葛西臨海公園へと向かった。
午後4時少し前
葛西臨海公園に到着した。
ドーナツ型の大水槽を
大きなマグロやカツオが
勢いよく泳ぎ回っていた。
午後4時40分
水族館から出ると
西の空を茜色に染めて陽が沈もうとしていた。
駐車場へと歩きながら
ディズニーランドにいるHAYATOに電話を入れた。
弾んだ声がしてみいに代わった。
みいの声も弾んでいた。
二人っきりの一日がどんなに楽しかったかが
伝わってきた。
私は 安堵した。
主人の還暦の記念旅行の今日という日を
私は一生忘れることは無いだろう。
みいが
高次脳機能障害を克服したであろうことが
判明出来た今日という日を
私は忘れることはないだろう。
摂食障害 離婚 高次脳機能障害
みいは乗り越えたはずである。
次女みいの病気と闘ってきた日々に
私はピリオドを打つことが出来たのである。
静かに
夕闇が迫ってきていた。
午後5時
約束の時間に舞浜駅前で二人と合流した。
お土産を抱えた二人は
賑やかに車に乗り込んできた。
「旅宅便」のドライバー Hさんは
HAYATOのために
素敵なサプライズを計画してくれていた。
ホテルへの帰り道に
再び お台場へと向かい
車道に車を停めたドライバーさんは私達に
階段を上ってショーを観ることを進めた。
階段を上がったHAYATOは
「 あっ ガンダムだ!」と 声を上げた。
そこは
「ガンダム フロント東京」の野外ショー会場だった。
5時30分から 15分のショーは
主人が誰よりも興奮した。
還暦を迎える主人は
ガンダムの大ファンで
今でも プラモデルに夢中である。
我が家にはたくさんのガンダムのプラモデルが
飾られているのである。
ドライバー Hさんには内緒だが
HAYATOより
主人のほうがガンダムのファンである。
思いもかけなかった
サプライズ エンディングにより
楽しかった一日が
より楽しいものとなった。
車は 興奮した私達を乗せてホテルへと向かった。
さようなら
ありがとう
「旅宅便」 ドライバー Hさん
Posted by パールじゅんこ at 23:20│Comments(2)
この記事へのコメント
素敵すぎる還暦の旅の報告で、思わず、私も同じコースを真似したいなんて思ってしまいました;^_^A
九州もいいな〜
旦那の還暦まで八年あります。その時はのんびり祝いたいな〜
楽しみができまさした。
九州もいいな〜
旦那の還暦まで八年あります。その時はのんびり祝いたいな〜
楽しみができまさした。
Posted by こりの at 2014年01月29日 00:29
こりのさん
ぜひぜひ。
「 旅宅便 」 利用しませんか?
(ネットで検索をどうぞ)
びっくりするほどの低価格です。
こんな値段で商売成り立つのかな・・・と思うほどです。
二日間お世話になって
申し訳ないほどの値段でした。
なによりも ドライバーさんが熟練していて素晴らしいです。
大分出身の50歳前のHさんです。
東京は36年ぶりの私です。
とっても綺麗な街に感動しました。
ぜひぜひ。
「 旅宅便 」 利用しませんか?
(ネットで検索をどうぞ)
びっくりするほどの低価格です。
こんな値段で商売成り立つのかな・・・と思うほどです。
二日間お世話になって
申し訳ないほどの値段でした。
なによりも ドライバーさんが熟練していて素晴らしいです。
大分出身の50歳前のHさんです。
東京は36年ぶりの私です。
とっても綺麗な街に感動しました。
Posted by パールじゅんこ at 2014年01月29日 07:38