2017年11月21日
近づいた ニュージーランド旅行
私は郵便局の駐車場で躊躇していた。
貯金通帳と印鑑を手にしたものの
旅行代金の振り込みをすることをためらい
車から降りることが出来なかった。
夏から計画していたニュージーランドへの旅が
50日後に控えていた。

ニュージーランド行きの航空券は
8月初めに「HIS」を利用して
福岡~東京~ニュージーランド(オークランド)往復の
チケットを購入していた。
往復の座席指定も確保でき 安心して
ニュージーランドでの行程の案を練り続けていた。
ニュージーランド南島へは16~7年前に
三人の娘たちも一緒にでかけたことがあった。
今回はHAYATOの為に
移動時間が少ない北島への計画をたてた。
今までと違ったのんびりとした旅をしてみたかった。
名所の観光を極力控え
遊びの部分を多く取り入れることにしてみた。
インターネットを頼りに
どのコースを取れば みんながリラックスして楽しんでこれるか
2ヵ月ちょっと考え続けてきた。
グーグルでニュージーランド北島の航空写真を眺め
あ~~でもない
こ~~~でもない・・・と。
ゴールデンウイークも
HAYATOとどこにも出かける事が出来なかった。
とうとう
夏休みも
どこにもHAYATOを連れて行くことが出来なかった。
いろんな文化に触れさせてやることも不可能だった。
私たち家族は
一年中の土曜・日曜・祭日のほとんどの日を
お客様に釣りを提供している私の職場に通った。

私は休日が欲しかった。
家族でゆっくりと過ごせる時間が欲しかった。
仕事を忘れ心置きなく過ごせる休日が欲しかった。
HAYATOを様々な文化に触れさせたかった。
しかし
ほとんど一年中 職場へと足を運ばなければならなかった。
私は休みが終わる度にHAYATOと約束をしていた。
「 又 どこにも行けなかったね。
その代わり 冬まで待ってね。
海外旅行に出掛けよう! 」 と。

夏が終わり
秋が過ぎ
あっと言う間に
待っていた冬がやってきた。


私は今回の旅行の手配を
「トラウト & キング」という
海外の釣り専門の旅行会社に依頼した。
行程は自ら計画し
日本語ガイド謙ドライバー付の車を手配してもらった。
宿泊場所を自分で決め
モーテルは「トラウト & キング」に任せた。
指定のモーテルをネットで検索し情報を得た。
グーグルの航空写真からモーテルの立地条件も調べた。
海でのフイッシングボートのチャーターも
思うような船の手配をしてもらった。
日本語ガイドのいない半日の釣行だが
それはそれで楽しそうに思えた。
湖でのトラウトフイッシングとボートの上でのバーベキューも
どのような体験ができるのか胸がときめいた。
お昼ご飯は スーパーで買って 海辺で食べることにしたり
道路沿いでフルーツを買ってみたり
市場に立ち寄ってもらったり・・ と
わがままな希望を聞いてもらった。
そのやり取りは ほとんどをメールで行った。
さて 旅行代金が決定し11月末日が支払いの期日である。
私はここで 腑に落ちないことが出てきた。
旅行代金の総金額の内訳が全く無いのである。
● 日本語ガイド付きチャーターカー 〇〇〇円
● モーテル宿泊代 〇〇〇円
● 海でのフュッシングボートチャーター料 〇〇〇円
● 湖でのトラウトフュッシング BBQ 代 〇〇〇円
● 入場料 〇〇〇円
自分なりに
釣りに関するチャーター料 及び 釣り道具代 いくら
ガイド付きチャーターカー料 いくら
モーテル代 いくら
etc・・・
現地の手配会社の利益 いくら
「トラウト & キング 」の利益 いくら
と計算してみると 少々高い気がするが
まぁ 致し方ないようにも思える。
こんなものかな・・と 納得はできる。
現地から
内訳は出すことができないと返事が返ってきたとのこと。


私は 田舎者でしかも
今の世の中の商談の仕組みに疎い所が多々ある。
請求書はメールで届いた。
今までの旅行会社からの請求書は
書類として郵送されてきたものばかりだった。
メールで届こうと
郵送で届こうと
なんの意味もないはずである。
書類に社印があろうがなかろうがなんの意味もないはずである。
私はきっと
今の世の中のシステムから
ちょっぴり置いてけぼりを食わされそうである。
要するに昔の人間なんだろう。
メールで届いた請求書に疑問を抱くなんて・・・
笑われそうである。
しかし 胸の中に一抹の不安がよぎったことは確かである。
私は
昼休みを利用して
郵便局から振り込みをしようと出かけたが
貯金通帳と印鑑を握りしめたものの
車から降りることが出来なかった。
大手と言われる旅行会社が素晴らしいとは思えないところもあるが
電波の上だけの初めての付き合いの
どんな所に事務所を構えているのかもわからない相手に
大金を支払うことに躊躇したのである。
私は自分自身が納得いくように
担当者と話をする必要があると感じた。
他愛もない質問をいくつか考え出した。
今更だが・・・
担当者と話をして
人間同士のお付き合いを進めたかった。
誰の為でもない。
自分自身の不安を拭い去るために。
私は きっと 「古い人間」なんだろう。
言わずと知れたことではない
「 古い人間 」である。
今進んでいる社会をしっくり受け入れることが出来ないで
立ち止まってしまったのである。
振り込みの期日は まだ ある。
担当者の生の声が聴きたい。
それからでも 遅くはない。

行こうね。 HAYATO
かけがえのない思い出を作りに!
祖父母と育つ少年のころの君の思い出の一コマ一コマが
キラキラと耀いていますように。
その小さな胸に
楽しい出来事が蓄積していきますように。
すくすくと育っている君の人生に
いつまで
どの時点まで
沿ってあげられるか解らない私と主人の人生だが・・・
かけがえのない思い出は
きっと 邪魔にならない大きな財産だと思えるから
パパのいない君に与えておきたい。
精一杯 心をこめて!


貯金通帳と印鑑を手にしたものの
旅行代金の振り込みをすることをためらい
車から降りることが出来なかった。
夏から計画していたニュージーランドへの旅が
50日後に控えていた。

ニュージーランド行きの航空券は
8月初めに「HIS」を利用して
福岡~東京~ニュージーランド(オークランド)往復の
チケットを購入していた。
往復の座席指定も確保でき 安心して
ニュージーランドでの行程の案を練り続けていた。

ニュージーランド南島へは16~7年前に
三人の娘たちも一緒にでかけたことがあった。
今回はHAYATOの為に
移動時間が少ない北島への計画をたてた。
今までと違ったのんびりとした旅をしてみたかった。
名所の観光を極力控え
遊びの部分を多く取り入れることにしてみた。
インターネットを頼りに
どのコースを取れば みんながリラックスして楽しんでこれるか
2ヵ月ちょっと考え続けてきた。
グーグルでニュージーランド北島の航空写真を眺め
あ~~でもない
こ~~~でもない・・・と。
ゴールデンウイークも
HAYATOとどこにも出かける事が出来なかった。
とうとう
夏休みも
どこにもHAYATOを連れて行くことが出来なかった。
いろんな文化に触れさせてやることも不可能だった。
私たち家族は
一年中の土曜・日曜・祭日のほとんどの日を
お客様に釣りを提供している私の職場に通った。

私は休日が欲しかった。
家族でゆっくりと過ごせる時間が欲しかった。
仕事を忘れ心置きなく過ごせる休日が欲しかった。
HAYATOを様々な文化に触れさせたかった。
しかし
ほとんど一年中 職場へと足を運ばなければならなかった。
私は休みが終わる度にHAYATOと約束をしていた。
「 又 どこにも行けなかったね。
その代わり 冬まで待ってね。
海外旅行に出掛けよう! 」 と。

夏が終わり
秋が過ぎ
あっと言う間に
待っていた冬がやってきた。


私は今回の旅行の手配を
「トラウト & キング」という
海外の釣り専門の旅行会社に依頼した。

日本語ガイド謙ドライバー付の車を手配してもらった。

モーテルは「トラウト & キング」に任せた。

グーグルの航空写真からモーテルの立地条件も調べた。

思うような船の手配をしてもらった。
日本語ガイドのいない半日の釣行だが
それはそれで楽しそうに思えた。

どのような体験ができるのか胸がときめいた。

道路沿いでフルーツを買ってみたり
市場に立ち寄ってもらったり・・ と
わがままな希望を聞いてもらった。
そのやり取りは ほとんどをメールで行った。
さて 旅行代金が決定し11月末日が支払いの期日である。
私はここで 腑に落ちないことが出てきた。
旅行代金の総金額の内訳が全く無いのである。
● 日本語ガイド付きチャーターカー 〇〇〇円
● モーテル宿泊代 〇〇〇円
● 海でのフュッシングボートチャーター料 〇〇〇円
● 湖でのトラウトフュッシング BBQ 代 〇〇〇円
● 入場料 〇〇〇円
自分なりに
釣りに関するチャーター料 及び 釣り道具代 いくら
ガイド付きチャーターカー料 いくら
モーテル代 いくら
etc・・・
現地の手配会社の利益 いくら
「トラウト & キング 」の利益 いくら
と計算してみると 少々高い気がするが
まぁ 致し方ないようにも思える。
こんなものかな・・と 納得はできる。
現地から
内訳は出すことができないと返事が返ってきたとのこと。






私は 田舎者でしかも
今の世の中の商談の仕組みに疎い所が多々ある。
請求書はメールで届いた。
今までの旅行会社からの請求書は
書類として郵送されてきたものばかりだった。
メールで届こうと
郵送で届こうと
なんの意味もないはずである。
書類に社印があろうがなかろうがなんの意味もないはずである。
私はきっと
今の世の中のシステムから
ちょっぴり置いてけぼりを食わされそうである。
要するに昔の人間なんだろう。
メールで届いた請求書に疑問を抱くなんて・・・
笑われそうである。
しかし 胸の中に一抹の不安がよぎったことは確かである。
私は
昼休みを利用して
郵便局から振り込みをしようと出かけたが
貯金通帳と印鑑を握りしめたものの
車から降りることが出来なかった。
大手と言われる旅行会社が素晴らしいとは思えないところもあるが
電波の上だけの初めての付き合いの
どんな所に事務所を構えているのかもわからない相手に
大金を支払うことに躊躇したのである。
私は自分自身が納得いくように
担当者と話をする必要があると感じた。
他愛もない質問をいくつか考え出した。
今更だが・・・
担当者と話をして
人間同士のお付き合いを進めたかった。
誰の為でもない。
自分自身の不安を拭い去るために。
私は きっと 「古い人間」なんだろう。
言わずと知れたことではない
「 古い人間 」である。
今進んでいる社会をしっくり受け入れることが出来ないで
立ち止まってしまったのである。
振り込みの期日は まだ ある。
担当者の生の声が聴きたい。
それからでも 遅くはない。

行こうね。 HAYATO
かけがえのない思い出を作りに!
祖父母と育つ少年のころの君の思い出の一コマ一コマが
キラキラと耀いていますように。
その小さな胸に
楽しい出来事が蓄積していきますように。
すくすくと育っている君の人生に
いつまで
どの時点まで
沿ってあげられるか解らない私と主人の人生だが・・・
かけがえのない思い出は
きっと 邪魔にならない大きな財産だと思えるから
パパのいない君に与えておきたい。
精一杯 心をこめて!



Posted by パールじゅんこ at 02:49│Comments(0)
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