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2018年12月06日

乳がん 手術前の諸検査


12月14日に
乳がんの手術を行うことが決まった。

ステージⅡB 
左胸を全摘出しなければならない。
乳がん 手術前の諸検査


12月5日に
私は手術に対しての様々な検査を受けた。

赤丸肺気量分画測定
   安静換気量測定  最大換気量測定
赤丸超音波検査
   心臓超音波検査  経胸壁心エコー法
赤丸血液化学検査
赤丸骨シンチグラム(全身)

この日は
年一回の人間ドック(健康診断)を受診する日でもあった。
手術に対する検査に加え
赤丸 上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)も行った。

午前8時に受付を済ませ
様々な検査を受け
担当医の説明を受け
入院の為の様々な説明や手続きを済ませ
病院を出たのは午後5時だった。

病院の検査室をあっちへ行きこっちへ行き
診察室へ戻ったり
入院支援室に寄ったり
9時間を病院で過ごした。
バックに一冊の文庫本を忍ばせていたので
待合室での時間は実に有意義であった。

前日に本屋さんで偶然目にとまった本だった。
久々に読書の時間が取れるのを楽しみに
病院へとやってきたのだった。

検査の合間の待合室での読書は
現実から逃避できる豊かな時間であった。

私の心は癒されていた。
なぜだか幸せだった。

盲腸がん手術から1年10か月経った今
再び 乳がんであることを宣告された。
にも拘わらず
私の心は一冊の本によって救われ癒されているのであった。

無宗教の私は自分の心をどのように保てばいいのか
その術を知らなかった。
だが
一冊の単行本は
私に今からの闘病生活を
どのように立ち向かっていけばいいのか
明るい道しるべとなってくれたのである。 

   矢作直樹
「 おかげさまで生きる」
 
=死を心配する必要はない=

翌日
元気に出勤していった私に
「あっけらかんとしているね。」
社長が不思議そうに言った。

私は忙しかった。
次から次から やらなければならない仕事を抱えている。

私は忙しかった。
一か月後には旅行が控えている。
旅先でのプランがまだ完全に出来上がっていないのである。

「乳がん」であることはどうしようもない事実である。
しかし
今ほど「忙しい」ことが有難いと思ったことは無かった。
「忙しい 今」は
私の頭を占領し尽くし
倒れそうな私の心を支えてくれるのである。

亡き父の徳島弁が頭をよぎった。
「どむならんなぁ~~~」

うん。
どうしようもないね。 おとうちゃん。

乳がん 手術前の諸検査


乳がん 手術前の諸検査


乳がん 手術前の諸検査


乳がん 手術前の諸検査



Posted by パールじゅんこ at 23:57│Comments(2)
この記事へのコメント
はじめまして。
長年気まぐれにではありますがブログを拝見しております。
みいさんほど重度ではありませんでしたが、18歳〜36歳位まで摂食障害を経験しネットで検索していてパール純子さんのブログに辿り着きました。
現在40歳でほぼ症状は治っております。
自分の事ばかり書いてしまいましたが。
みいさんの体調が回復しHAYATO君やご家族との幸せな日々をお過ごしと安堵しておりましたが、癌やご家族とのお別れなど辛い事も度々押し寄せているようで陰ながら心配しておりました。
今回の癌のご報告にも動揺してしまいました。
ただ、パール純子さんはとても強い方ですね。
非常に尊敬しております。
今回も苦難を乗り越えて、これからも末永くご家族との素敵な時間を過ごされます事を願っております。
まずは手術頑張って下さい、そしてHAYATO君との海外旅行楽しみですね。

いつも非常にお仕事忙しそうで心配です。
旦那様も心配なさっていますし、見ず知らずの他人が余計なお世話ですが、そろそろペースダウンして欲しいと陰ながらに思っています。

長々とコメント失礼致しました。
公開されても、削除されても構いません。
Posted by フジコ at 2018年12月10日 03:26
フジコさん
 こんばんは
 こんな深夜に私は入院の準備を途中で投げ出して
 パソコンの前に座ってしまいました。

 私は強いのではないはずです。
 きっと 物事が解っていないだけでしょう。

 本当にガンの事よりも
 仕事の事や
 旅行の事で
 頭の中が占領されています。
 なので 深刻に病気のことを考える余裕がないのです。

 摂食障害で悩まれたフジコさんは
 今ではほぼ完治されましたか?
 よかった・・・。

 みいも
 少しずつふっくらとなってきました。

 時々
 あぁ 綺麗になったな・・と
 ホッと胸をなで下ろします。

 よく考えてみると
 みいが生きるか死ぬかの日々を過ごしていた時から
 まだ10年も経っていないんですよね。
 よくこの短い期間で
 みいが治ってきたものだと感心します。

 人の事より
 自分の心配をしなければならなくなりました。
 私は沢山の方に支えられながら生きています。

 幸せなことだと思えます。
 私の体を蝕む病気は
 医療チームの方々に直して頂けます。
 
 私はこの体に宿る
 この神経を・・  魂を・・・   心を・・・
 すくっと立たせておかなければならないんでしょうね。

 仕事に就き 忙しいことが
 今回ほどありがたいと思ったことはありません。

 私はちゃっかりこんなふうに思っています。
 「 少しだけ 神さまがお休みをくれたんだ。」と
 バックの中には
 旅行の資料と 読みかけている単行本と 大人の塗り絵を入れました。
 もちろんタブレットも一緒です。

 なんだか病気をも楽しめる私は
 きっとあきれ返るほどの 大バカなんでしょうね。
 行って来ますね。 病院へ・・。
Posted by パールじゅんこパールじゅんこ at 2018年12月14日 01:34
 
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えっちら おっちらと進む人生。
苦しいことも乗り越えたはず。
悲しいことも通り過ぎたはず。
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