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2022年03月17日

令和4年3月15日 颯仁の卒業式

 
雲一つない晴れ渡った空の下で
平和で
爽やかな
幸せな一日が流れて行った。

「 良い卒業式だった。 」
私は心の底から そう思った。

令和4年3月15日 颯仁の卒業式

元気いっぱい出かけて行った孫のはやとを
玄関で見送った朝は
春の気配に包まれていた。

朝日が優しく降り注ぎ
小鳥のさえずりが響き渡り
心地良かった。

たくさんの人の輪の中に行けない娘(みい)に
変わって
はやとの卒業式に参加する為に
主人と二人でゆっくりと 身支度を整えた。

この日の為に
主人は何年かぶりにスーツを新調した。
私もずいぶん久しぶりにスーツを買った。

真珠のネックレス
真珠のブローチ
真珠のピアス
私はあれこれと身につけて
主人とみいの意見を聞いた。

主人はそんな私を茶化した。
「持っているもの 全部つけていくとか?」・・・と

  😁    😜


本当に久しぶりに
ちょっぴりおしゃれをして
「行かなくて済んでほっとした・・😌 」と
みいの安堵の声に見送られ
主人と二人ではやとの卒業式に出席した。

式場である体育館では
1・2年生が身動き一つせず
凛と椅子に腰を掛け卒業生の入場を待っていた。

密を避けるため離された保護者席に腰をかけた。
明け放された大きなドアから
吹いてくる風はあたたかく
外の野山では小鳥の声が響き渡っていた。

間もなく
音楽が流れ
3年生がゆっくりと入場してきた。
ちょっぴり小さくなった制服に包まれた
卒業生からは
幼さがなくなり 逞しさがくわわり
3年間の成長がありありと感じられた。

滞りなく式典がおわった。
ずいぶん久しぶりに
厳かな式典に出席したのである。
様々な方々の祝辞を
とても爽やかに素直に感動して受け入れた。

「恩返し」という言葉の代わりに
「恩送り」という言葉を
子供たちに贈られた祝辞に
心洗われる思いがして心の中に浸透していった。

受けた恩を
別の方に返していくという言葉の意味が
深く理解できた。
はやとの心にも焼き付いただろうか・・と
はやとの心にも届いていてほしいと願った。

学級に移った子供たちのあとから
若い両親に交じって教室に移動した。
祖父母である私達に
たくさんの父兄の方たちからも
暖かい言葉を交わしてもらった。

そこでも
黒板に書かれた
担任の先生から子供たちに贈られた
最後の言葉を目にして
深い感銘を受けた。

令和4年3月15日 颯仁の卒業式
 
 
 人間は一生のうち、
 逢うべき人には必ず逢える。
 しかも、
  一瞬早すぎず 
  一瞬遅すぎない時に!。
 
 はやとがこれから先
 互いに高め合う友と出会い
 支えてくれる人とめぐり逢い
  多くの人々に
     囲まれ
       守られ
 実りある人生を進んで行くことを
 強く切に願った。

12時30分
別れの時がやってきた。

学級委員長を務めたはやとの号令で
三年間が締めくくられた。

 3年1組24名は声をそろえた。
 「行って来ます。!」と

 担任の教師は
 24名の声に負けない声で
 はつらつと送り出してくれた。
 「行ってらっしゃい!!」



 2022年 春

  颯仁は
  ともに過ごしてきた仲間と
  故郷の中学校に
  別れを告げた。


 春の特別な一日が 
   平凡に
     平和に 
 輝きながら過ぎて行った。
     
令和4年3月15日 颯仁の卒業式 


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