
2012年01月20日
摂食障害の娘へ 寝息
新聞配達のバイクの音で目が覚めた。
懐かしい思いが心の中に充満している。
68歳で逝った母の夢をみていた。
小さくて しわだらけだった母が訪ねてきた。
懐かしさがこみあげてくる嬉しい夢の余韻を
布団の中で味わった。
ふんわりと柔らかい手がわたしの首に回されている。
その小さな孫の手を
そっと布団の中に戻す。
一定のリズムで 脈打つ寝息からも
ふんわりと柔らかさが伝わってくる。
まどろみの中で癒される柔らかな暖かさを
ひととき味わう。
末っ子で育った私はいつまでも母を独占していたのを思い出す。
5歳の孫も今
祖母である私を独占している。
眠りにつく前に布団の中で20~30分絵本を読んであげる習慣が
最近は
絵本が テレビの影響で
チビッコ達のヒーロー「スーパー戦隊 ゴーカイジャー」の雑誌に
変わってしまった。
本を読んだ後「ばあば大好き」を連発して
私の太ももに足の先を入れて眠りにつく。
私にも母の太もものぬくもりが鮮明に記憶の底に張り付いている。

母も私に布団の中で本を読んで聞かせた。
私も娘たちに眠りにつく前に
沢山の絵本を読み聞かせてきた。
今孫のぬくもりに幸せを感じるほどに
私は
この幸せな一時を
娘みいに返してやりたい・・・と願う。
しかし
寝返りを打つのもままならない・・
起き上がるときに
頭を持ち上げるのも一苦労・・
当然 抱っこは不可能。
入浴も眠る前に一時間程かけてゆっくりと体を温めている。
そんな状態の娘に
孫の世話は無理な話である。
心の育つ
こんな大切な時期に
母と子が体の触れ合いが出来ないという不憫さを
感じているのは私だけだろうか?
娘は言う。
「 いらいらすると チビに当たってしまう・・。
お前なんかいらん・・とか言ってしまうし、
たたきたくなる。」
娘より私になつく孫に対して
いらいらが募っているように感じられる。
孫は
娘と二人っきりの空間を持ちたがらない。
私がLDKプラスプレイルームの ワンルームから出ていくと
即座に私の後を追いかけて廊下に飛び出してくる。
常に私の姿を追い求め
探して回る。
まるで 母親を求めるように私を求め
常に気持ちを確かめる。
私は呪文のように孫の耳元でささやきかける。
「 だ~~い好きだよ。
誰にも渡さんよ。 誰にも取られんようにせんば!
大きくなるまで どこにも行ったらだめよ。
ずーと ママやじいじ ばあばと一緒だよ。」
数日前から
孫は気になる言葉を言い始めた。
「 おれ (ぼくと言いなさい。)
とうとう一人ぼっちになってしまう。」
「 みんな死んでしまったら
おれ どうなるの? 」
5歳の子供が
真面目な顔をして私に問いかけてくる。
私は抱き上げて孫に心の底から伝える。
神妙な顔をする孫を見つめ
心から孫の心の底にしっかり届くように伝える。
「 いつかはジイジもバアバも死んでいなくなるよ。
そのずーと後にママも死んでしまうよ。
でもその時は
チビにはお嫁さんがいて 子供がいて
チビは家族がいっぱいいてパパ パパって呼ばれているからね。
決して一人ぼっちにはならないよ!
それは ずーと先の事だからね。
チビが大人になってからの事だからね! 」
・・・・・・・ ・・・・・・・・
不思議な透視能力を持つ子供である。
私は沖縄に住む同年代のある方からアドバイスを受けた。
「お孫さんの言葉に真剣に耳を貸しなさい。」と。
私は娘を促す。
「 徳田先生のとこに行きなさい。
肝臓悪くなっているかもしれないよ。」
娘は
自分の死を見つめて今 日々を送っている。
孫には
娘の心の中が読める。
私は早急に内科受診を促すが娘の腰は重い・・・。
洗面所には抜け落ちたたくさんの髪の毛が散乱している。
懐かしい思いが心の中に充満している。
68歳で逝った母の夢をみていた。
小さくて しわだらけだった母が訪ねてきた。
懐かしさがこみあげてくる嬉しい夢の余韻を
布団の中で味わった。
ふんわりと柔らかい手がわたしの首に回されている。
その小さな孫の手を
そっと布団の中に戻す。
一定のリズムで 脈打つ寝息からも
ふんわりと柔らかさが伝わってくる。
まどろみの中で癒される柔らかな暖かさを
ひととき味わう。
末っ子で育った私はいつまでも母を独占していたのを思い出す。
5歳の孫も今
祖母である私を独占している。
眠りにつく前に布団の中で20~30分絵本を読んであげる習慣が
最近は
絵本が テレビの影響で
チビッコ達のヒーロー「スーパー戦隊 ゴーカイジャー」の雑誌に
変わってしまった。
本を読んだ後「ばあば大好き」を連発して
私の太ももに足の先を入れて眠りにつく。
私にも母の太もものぬくもりが鮮明に記憶の底に張り付いている。
母も私に布団の中で本を読んで聞かせた。
私も娘たちに眠りにつく前に
沢山の絵本を読み聞かせてきた。
今孫のぬくもりに幸せを感じるほどに
私は
この幸せな一時を
娘みいに返してやりたい・・・と願う。
しかし
寝返りを打つのもままならない・・
起き上がるときに
頭を持ち上げるのも一苦労・・
当然 抱っこは不可能。
入浴も眠る前に一時間程かけてゆっくりと体を温めている。
そんな状態の娘に
孫の世話は無理な話である。
心の育つ
こんな大切な時期に
母と子が体の触れ合いが出来ないという不憫さを
感じているのは私だけだろうか?
娘は言う。
「 いらいらすると チビに当たってしまう・・。
お前なんかいらん・・とか言ってしまうし、
たたきたくなる。」
娘より私になつく孫に対して
いらいらが募っているように感じられる。
孫は
娘と二人っきりの空間を持ちたがらない。
私がLDKプラスプレイルームの ワンルームから出ていくと
即座に私の後を追いかけて廊下に飛び出してくる。
常に私の姿を追い求め
探して回る。
まるで 母親を求めるように私を求め
常に気持ちを確かめる。
私は呪文のように孫の耳元でささやきかける。
「 だ~~い好きだよ。
誰にも渡さんよ。 誰にも取られんようにせんば!
大きくなるまで どこにも行ったらだめよ。
ずーと ママやじいじ ばあばと一緒だよ。」
数日前から
孫は気になる言葉を言い始めた。
「 おれ (ぼくと言いなさい。)
とうとう一人ぼっちになってしまう。」
「 みんな死んでしまったら
おれ どうなるの? 」
5歳の子供が
真面目な顔をして私に問いかけてくる。
私は抱き上げて孫に心の底から伝える。
神妙な顔をする孫を見つめ
心から孫の心の底にしっかり届くように伝える。
「 いつかはジイジもバアバも死んでいなくなるよ。
そのずーと後にママも死んでしまうよ。
でもその時は
チビにはお嫁さんがいて 子供がいて
チビは家族がいっぱいいてパパ パパって呼ばれているからね。
決して一人ぼっちにはならないよ!
それは ずーと先の事だからね。
チビが大人になってからの事だからね! 」
・・・・・・・ ・・・・・・・・
不思議な透視能力を持つ子供である。
私は沖縄に住む同年代のある方からアドバイスを受けた。
「お孫さんの言葉に真剣に耳を貸しなさい。」と。
私は娘を促す。
「 徳田先生のとこに行きなさい。
肝臓悪くなっているかもしれないよ。」
娘は
自分の死を見つめて今 日々を送っている。
孫には
娘の心の中が読める。
私は早急に内科受診を促すが娘の腰は重い・・・。
洗面所には抜け落ちたたくさんの髪の毛が散乱している。
Posted by パールじゅんこ at 06:52│Comments(0)