
2012年01月26日
摂食障害の娘へ 未練
娘はほんの僅かな期間
安らげる時間を手に入れた。
全ての記入が終わった離婚用紙は
しばらくの間
机の引き出しに息を潜めて納められた。
1月19日
婿は所属する自衛隊の遠征でアメリカへと旅立った。
100数十名の隊員が渡米した。
2月20日頃までの1か月間婿は日本を離れた。
日本を旅立つ前夜
娘はストーブにあたりながらぽつんとつぶやいた。
「 あいつに電話するけど出ない・・・。
出発する前にチビの声を聞かせてやろうと思ったんだけど・・。」
「 友達と遊んでるときは 3回くらいのコールで出るんだけどナ・・。」
娘は私に背を向けて
すっかり少なくなった髪の毛先をいじりながらつぶやいた。
浮気相手と一緒なんだ・・
当然逢瀬を楽しんでいることくらい誰にでも察することが出来る。
「 だから・・ 忘れようね。
今はチビとあんたの事は頭にないヨ・・ 」
交際期間2年を経て結婚
7年の結婚生活
その月日は 娘にとって悩みの日々であったが
いつの日か仲良くやれる日が来るかもしれない・・と
自分の考えが変われば・・ 変えられるなら・・と
かすかに希望を抱いた・・・
希望にすがった日々であった。
娘には とことん嫌っている相手ではない婿に
まだ
計り知れない複雑な情愛を秘めているように感じる。
しかし
方向転換の必要性を私はしっかりと感じられる。
命というものを目のあたりにして。
娘の命のともしびを見る前の私なら
子供がいるんだからいつか寄り添える日が訪れるだろうと
目に見えない未来にすがっていた。
しかし
今では私の考えは決して揺れない。
一番大切で尊い命を天秤にかけて
娘は婿の真髄を図った。
娘を婿ときり離して
生き抜いて行かせなければならないことを
私は感じ取った。
渡米する前に離婚届を出すと
自衛隊での立場が悪くなる という理由で
婿は離婚届の提出を2月下旬に延ばした。
アメリカから帰ってきたら長期休暇に入るので
その間に離婚届を提出して 公団住宅から出ていくからと告げた。
電話口に出てくれ無いとつぶやいた娘は
翌日夕食を終えた後
再び つぶやいた。
「 空港からメールが来たよ。
いってきます。 って一言 」
娘が
婿の道中に気持ちを添えているのが痛いほどわかる。
憎しみ合って別れるのではないことが
充分に伝わってくる。
でも
私は離別させることへの決心は変わることが無い。
娘と婿のそれぞれの再出発を望む気持ちに揺るぐことは無い!
ストレスは
タンパク質やコラーゲンをどんどん消耗し
体内のビタミンCやカルシウム、亜鉛などの栄養を消費する。
又
胃腸の調子を悪くし
身体本来の、自己治癒力まで奪っていくらしい。
命までも奪い去ってしまうほどのストレスを
家族から受ける必要はない!
娘は夕食の片づけをしながら私に話しかける。
「 お母さん
うち あんまり遠くに出かけんようにしてるから・・。
又 おなかがしくしく痛い!
結石が動いて降りて行ってるような気がする 」
「 あんまり 言うと
又 お母さんが病院に行けってうるさいから 」
どうして 先手必勝 ということを
転ばぬ先の杖 ということを
娘は解ってくれないのだろうか。
婿を切り離した後には
母親である私がストレス元となるんだろう。
きっと!
しかし逃げるわけにはいかない。
私は何があっても 娘の命を守り抜きたい。
安らげる時間を手に入れた。
全ての記入が終わった離婚用紙は
しばらくの間
机の引き出しに息を潜めて納められた。
1月19日
婿は所属する自衛隊の遠征でアメリカへと旅立った。
100数十名の隊員が渡米した。
2月20日頃までの1か月間婿は日本を離れた。
日本を旅立つ前夜
娘はストーブにあたりながらぽつんとつぶやいた。
「 あいつに電話するけど出ない・・・。
出発する前にチビの声を聞かせてやろうと思ったんだけど・・。」
「 友達と遊んでるときは 3回くらいのコールで出るんだけどナ・・。」
娘は私に背を向けて
すっかり少なくなった髪の毛先をいじりながらつぶやいた。
浮気相手と一緒なんだ・・
当然逢瀬を楽しんでいることくらい誰にでも察することが出来る。
「 だから・・ 忘れようね。
今はチビとあんたの事は頭にないヨ・・ 」
交際期間2年を経て結婚
7年の結婚生活
その月日は 娘にとって悩みの日々であったが
いつの日か仲良くやれる日が来るかもしれない・・と
自分の考えが変われば・・ 変えられるなら・・と
かすかに希望を抱いた・・・
希望にすがった日々であった。
娘には とことん嫌っている相手ではない婿に
まだ
計り知れない複雑な情愛を秘めているように感じる。
しかし
方向転換の必要性を私はしっかりと感じられる。
命というものを目のあたりにして。
娘の命のともしびを見る前の私なら
子供がいるんだからいつか寄り添える日が訪れるだろうと
目に見えない未来にすがっていた。
しかし
今では私の考えは決して揺れない。
一番大切で尊い命を天秤にかけて
娘は婿の真髄を図った。
娘を婿ときり離して
生き抜いて行かせなければならないことを
私は感じ取った。
渡米する前に離婚届を出すと
自衛隊での立場が悪くなる という理由で
婿は離婚届の提出を2月下旬に延ばした。
アメリカから帰ってきたら長期休暇に入るので
その間に離婚届を提出して 公団住宅から出ていくからと告げた。
電話口に出てくれ無いとつぶやいた娘は
翌日夕食を終えた後
再び つぶやいた。
「 空港からメールが来たよ。
いってきます。 って一言 」
娘が
婿の道中に気持ちを添えているのが痛いほどわかる。
憎しみ合って別れるのではないことが
充分に伝わってくる。
でも
私は離別させることへの決心は変わることが無い。
娘と婿のそれぞれの再出発を望む気持ちに揺るぐことは無い!
ストレスは
タンパク質やコラーゲンをどんどん消耗し
体内のビタミンCやカルシウム、亜鉛などの栄養を消費する。
又
胃腸の調子を悪くし
身体本来の、自己治癒力まで奪っていくらしい。
命までも奪い去ってしまうほどのストレスを
家族から受ける必要はない!
娘は夕食の片づけをしながら私に話しかける。
「 お母さん
うち あんまり遠くに出かけんようにしてるから・・。
又 おなかがしくしく痛い!
結石が動いて降りて行ってるような気がする 」
「 あんまり 言うと
又 お母さんが病院に行けってうるさいから 」
どうして 先手必勝 ということを
転ばぬ先の杖 ということを
娘は解ってくれないのだろうか。
婿を切り離した後には
母親である私がストレス元となるんだろう。
きっと!
しかし逃げるわけにはいかない。
私は何があっても 娘の命を守り抜きたい。
Posted by パールじゅんこ at 06:53│Comments(0)