
2012年04月20日
摂食障害の娘と共に 意識障害
4月19日(木)
私は思い切って主治医に告げてみた。
「 先生 娘をおこしたらダメでしょうか?
娘は黙って寝ているのが嫌な子でした。
きっと 起き上がりたいはずです。」
主治医は少し考えて
「 良いでしょう。 」と
快く車いすに座ることを許可してくれた。
昨日泣いて悔しがったのは
きっと
寝ているのが嫌でたまらないと言いたいだろうと
私は思った。
だめで元々だろうと思い切って
提案してみた。
娘は17日よりHCU病棟のベットの上で
リハビリを受け始めたが
10日ぶりのベットからの移動は体が痛むのか
看護師が両脇を支え
体を持ち上げると痛みが走るのか
車いすに座るまで泣き声をあげた。
車いすに腰掛けて
昼食は自分の手でスプーンをもって食べた。
おかゆや小さく刻んだおかず 吸い物は
気持ちよく娘の手で口に運ばれ
あっという間に食べ終わった。
まだ食べ足りない様子の娘に
小さなチョコレートをあげてみた。
甘いお菓子で満足したのかスプーンから手を離す。
まるで
幼子のように・・・。
昼食後 落ち着いて再びベットにもどる娘を見届けて
仕事にもどった。




夕方 HAYATOと共に病院に駆け付けた。
夕食も
車いすに座らせて食べさせたかった為に・・・。
食事が運ばれてくる前に病室に到着する必要があった。
● 面会時間は10分以内
● 12歳以下の子供の入室は禁止
そんなHCU病棟の規則に私は全部違反している。
大きな顔して違反している。
私はきっと
「めんどくさい家族」のブラックリストに載ることだろう。
4月10日(火)の手術以来 もう10日になる。
もうすでにブラックリスト トップページを飾っていることだろう。
しかし
そんなこと かまっておれない。
昏睡状態の時にみいは
深い意識の底に
「心」を置き忘れてきているように感じる。
本能だけが目覚めてしまい
心は
深い意識のそこで眠っているように
思われてならない。
私は
降りていきたい。
暗い光のないみいの意識の奥底に・・・。
帰り道を決して失わないように
意識の奥底まで行って
みいの心を連れ戻したい。
心を伴わないみいの手は
命をつなぐ為の食事を口に運ぶ。
みいの本能はみい自身で命を守ろうとしている。

純粋無垢に見上げた真っ白な
1輪のクリスマスローズは
10日経ち すっかり周りの緑と同化してしまった。
みいの無事に安心したかのように
輝きを失おうとしている。

「リハビリテーション実施計画書」が届けられた。
診断名 障害名は
● 意識障害
● 廃用症候群
● 失語症
● 音声障害
目標到達予想時期 3か月
私は 今 非常に落ち着いている。
万が一 話すことが出来なくても
万が一 心を取り戻せなくても
万が一 立ち上がれなくても
みいは生きている。
自らの口に運ぶ食事はみいの体を生かしている。
万が一 話すことが出来なくても
万が一 心を取り戻せなくても
万が一 立ち上がれなくても
みいが生きている限り
何らかの手段によって共に寄り添えるはずだと
信じることが出来る。
明日への希望を持つことが出来る私は
なぜだか
非常に穏やかに今日を生きた。

私は思い切って主治医に告げてみた。
「 先生 娘をおこしたらダメでしょうか?
娘は黙って寝ているのが嫌な子でした。
きっと 起き上がりたいはずです。」
主治医は少し考えて
「 良いでしょう。 」と
快く車いすに座ることを許可してくれた。
昨日泣いて悔しがったのは
きっと
寝ているのが嫌でたまらないと言いたいだろうと
私は思った。
だめで元々だろうと思い切って
提案してみた。
娘は17日よりHCU病棟のベットの上で
リハビリを受け始めたが
10日ぶりのベットからの移動は体が痛むのか
看護師が両脇を支え
体を持ち上げると痛みが走るのか
車いすに座るまで泣き声をあげた。
車いすに腰掛けて
昼食は自分の手でスプーンをもって食べた。
おかゆや小さく刻んだおかず 吸い物は
気持ちよく娘の手で口に運ばれ
あっという間に食べ終わった。
まだ食べ足りない様子の娘に
小さなチョコレートをあげてみた。
甘いお菓子で満足したのかスプーンから手を離す。
まるで
幼子のように・・・。
昼食後 落ち着いて再びベットにもどる娘を見届けて
仕事にもどった。






夕方 HAYATOと共に病院に駆け付けた。
夕食も
車いすに座らせて食べさせたかった為に・・・。
食事が運ばれてくる前に病室に到着する必要があった。
● 面会時間は10分以内
● 12歳以下の子供の入室は禁止
そんなHCU病棟の規則に私は全部違反している。
大きな顔して違反している。
私はきっと
「めんどくさい家族」のブラックリストに載ることだろう。
4月10日(火)の手術以来 もう10日になる。
もうすでにブラックリスト トップページを飾っていることだろう。
しかし
そんなこと かまっておれない。
昏睡状態の時にみいは
深い意識の底に
「心」を置き忘れてきているように感じる。
本能だけが目覚めてしまい
心は
深い意識のそこで眠っているように
思われてならない。
私は
降りていきたい。
暗い光のないみいの意識の奥底に・・・。
帰り道を決して失わないように
意識の奥底まで行って
みいの心を連れ戻したい。
心を伴わないみいの手は
命をつなぐ為の食事を口に運ぶ。
みいの本能はみい自身で命を守ろうとしている。

純粋無垢に見上げた真っ白な
1輪のクリスマスローズは
10日経ち すっかり周りの緑と同化してしまった。
みいの無事に安心したかのように
輝きを失おうとしている。

「リハビリテーション実施計画書」が届けられた。
診断名 障害名は
● 意識障害
● 廃用症候群
● 失語症
● 音声障害
目標到達予想時期 3か月
私は 今 非常に落ち着いている。
万が一 話すことが出来なくても
万が一 心を取り戻せなくても
万が一 立ち上がれなくても
みいは生きている。
自らの口に運ぶ食事はみいの体を生かしている。
万が一 話すことが出来なくても
万が一 心を取り戻せなくても
万が一 立ち上がれなくても
みいが生きている限り
何らかの手段によって共に寄り添えるはずだと
信じることが出来る。
明日への希望を持つことが出来る私は
なぜだか
非常に穏やかに今日を生きた。

Posted by パールじゅんこ at 00:33│Comments(0)