浮雲

わくわくとその時を待った。

幾つになっても大自然の壮大なショーには心ときめく。



５月２１日（月）　午前７時
　　雲に遮られた空が
　　太陽の周りだけ流れ始めた。

私はショータイムに合わせて
いそいそと家事を進めた。

昨日の日曜日
仕事で早朝から出かけた私の留守に
ＨＡＹＡＴＯはジィジと二人で過ごした。
生まれて初めてジィジと二人っきりの朝を迎えた。


目覚めから下痢が始まったＨＡＹＡＴＯのおしりを
シャワーで洗い
何枚ものパンツとズボンを洗い脱水にかけ干した。
我が子のおしめの世話はもちろん
ウンチの世話などした事がなかった主人は
一部始終を楽しげに話した。

午前中続いた下痢は
お昼寝のあと　治まった。

ゆっくりと家のまわりを散歩した二人は
ワラビを収穫していた。
　　　

自分で収穫したものを
楽しんで口にするという事を身につけたい
私の望み通り
ＨＡＹＡＴＯは
食べることを非常に楽しむことが出来る。

小さな手で収穫したワラビは
ＨＡＹＡＴＯの大好きな味噌汁の具の主役を務めた。
　　　

　　　
　　　
私は
数分後に始まるショータイムに合わせて
食卓を整えた。


　　　みそ汁の大好きなＨＡＹＡＴＯは
　　　　いつも　和洋折衷


　　　毎朝　パンと果物と牛乳とお味噌汁。
　　　　　　野菜が足りないかなぁ・・・。　
 
 　　　　　
　　ＨＡＹＡＴＯは　特等席で天空ショーを観覧

 

　　　日食の最高潮
　　　太陽はうっすらと雲に覆われ
　　　肉眼で　楽しむことが出来た私たちは三人で盛り上がった。





 
　　　　

　　　　　　
　　　　　　　「　　ママもみたかなぁ　」

　　　　 
　　　 

　みい。
　　　貴方たちが小学生の頃大騒ぎしてみた日食を
　　　あなたの子供と一緒に楽しめるなんて
　　　考えたこともなかったよ。

　みい。
　　　１８年後の日食は一緒に楽しもうね。


　楽しい出来事も　家族そろわなければ
　どこか　物足りない・・・。