浮雲

平穏に毎日が過ぎていく。



育ってきた風土は
　　沈黙を守り
　　　　みいの傷ついた心を癒すかのように
　　　　　　緑のシャワーを降り注ぎ続ける。

ただ見つめるだけで
　　　何も語らず・・・。

　　　　　　朝・・　　　　昼・・　　　夕・・　と
　　　　　　散歩を楽しむみいに
　　　　　　心地良い光を投げかけ　癒す。
　　　　


　　

　　　
　　　　　　　






　　　　全てが　多くを語らず・・・。
　　　　







　　　みいを　見つめる。




　　　　みいが幼いころから
　　　　　　そうしてきたように・・・。

　　　　




　　私も多くを語らず　時間に流されていく。


　　毎日　主婦業をきちんと務めるみいへの
　　感謝の言葉を添えながら。

　　「　みい。
　　　　　今日の晩御飯も　　美味しかったね。
　　　　　　　　ごちそうさまでした。　　　」