
2012年07月04日
摂食障害の娘と共に 誕生日

平成24年6月28日
HAYATOは6歳の誕生日を迎えた。

私の街のケーキ屋さん
「 ストロベリィ スタイル 」の
生クリームとフルーツたっぷりの
バースディケーキは
愉快で幸せなひとときを運んでくれた。
なぜだか
ケーキ屋さんからの
HAYATOへのお祝いの気持ちが
伝わってくるように思われた。
みいは
HAYATOとふざけ合った。
笑いながら
おいしいケーキを奪い合うように食べた。
愉快な時間が
沢山あふれてきた。 我が家に!


いつも いつも
悲しみの淵にいる私達を
和ませ続けたHAYATOは6歳を迎えた。
幸せな時間が流れ始めた。
しかし・・・
HAYATOは
誕生日を迎えたこの日の幼稚園からの帰り道
「ばぁば 歩いて帰ろうよ。」と
私を誘い 車から降りた。
私は運転席を主人に変わり
HAYATOとしばし雨の上がった道端を歩いた。
私は
長く続く雨によって水嵩の増した
不老の元川のほとりを
HAYATOと
ゆっくりと歩いた。
豪雨はクレソンを根こそぎ洗い流したが
上流から流れてきた小さな岩の上では
たくさんのカワニナが色艶を増して育っている。
HAYATOは
エノコロ草を引き抜きくるくる回しながら
「 ばぁば りこんってわかる?」
・・・・・
「 オレ わかるよ。」
「 なんでも わかっているよ オレ。」 と
私に話しかけた。
HAYATOは
エノコロ草を回しながら草むらを覗き込んだ
私は瞬時に理解した。
あぁ 幼稚園で お友達から言われたんだと・・。
お友達のご家庭でのHAYATOの話題を
お友達の口からHAYATOに告げられたんだと・・。
私達家族は
きっちりとHAYATOに告げなければならない時が来ている。
HAYATOの境遇のことを
きちんと話して聞かせるときが来ていることを悟った。
私一人の問題でなく
家族そろって
取り組み 進んでいかなければならない問題である。
・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・
草むらで リーンリーン と涼しげな秋のムシが鳴いた。
Posted by パールじゅんこ at 06:39│Comments(0)