
2013年01月27日
里帰り パートⅦ 湯布院
1月4日(金) 午前8時30分
早朝に別府港に到着した後
一般道(県道11号線)を通り
厳しく冷え込んだ湯布院の街に到着した。

ハンドルを持つ主人は
凍結を恐れながらも
緊張感とスリルを楽しんでいるように見えた。
JR由布院駅のすぐ横の駐車場に車を停め
まだ人どうりの少ない湯の坪街道を
ぶらぶらと約30分の道のりを金鱗湖まで歩いた。
周囲400mの小さな湖は
湖底から温泉と清水がわき出ているため
その温度差により
湖面から霧が立ち上り幻想的な光景だった。
沢山の観光客が湖をバックに写真を撮っていた。
多くが中国からの観光客のようであった。
団体客の女性のほとんどが
ショートブーツを履いているのに
不思議な気がした。
日本への旅行の服装としてショートブーツを
進めているのかな?と勘繰ったり・・
それとも
お国の流行りのファッションなのかな?・・・と
勝手に想像しながら
急に観光客が増え始めた金鱗湖を後にした。
私は
金鱗湖にとって
きっと可愛げのない観光客だったに違いない。
私の住む町の河口で
冷え込んだ天気のいい朝に観られる朝霧を
私は非常に多く見慣れていた。
大きなゴリラが「ああ 良い湯だ。」と
のっそりと立ち上がるんではないかと想像するような
スケールの大きな幻想的な光景の中に
身を置きすぎているため
金鱗湖の朝霧に感動を覚えなかった・・。
帰り道は
昔の時代を思わせるような街道に立ち並ぶ
工芸品のお店や
オリジナルグッズを販売するお店を
出たり入ったり ぶらぶらと散策した。
すたこら…行ってしまおうとする
主人とHAYATOの後を
みいと
「 今度は女だけで来たいね。
ゆっくりお店の中 みたいよね。」と
呟きながら追いかけた。

厳しい寒さの中を 肩をすくめて
散策を楽しんだ湯の坪横丁は
郷愁をおびて魅力のある街並みだった。

HAYATOが ガラス越しに見える
足湯のお店の前で立ち止まった。
「奇跡の魚」のフイッシュセラピーのお店に
意気揚々と入り
15分 500円(子供料金)
沢山の魚の泳ぐあったかいお湯の中に
恐る恐る足をいれたHAYATO。

こわくないかなぁ・・・

くっ くっ くっ

う~~~。
くすぐったいよ~~。

やっぱり でかいのはいやだ!
こわいよ~~。

う~~~~。
くっ くっ くっ
くすぐったいよ~~~。

たのしかった~~~!!!

大 中 小のお魚が泳ぐ
あたたかい湯の中に足を入れて楽しんだ。


HAYATOは
楽しかった旅を
「 フイッシュスパ湯布院 」で
締めくくった。
私たちは
HAYATOの愉快そうな笑い声で
4泊5日の旅を締めくくった。

約3時間 湯布院の街を散策して
正午前に車に乗り込み
雄大な由布岳にみおくられ
帰路に着いた。
湯布院ICから高速に乗り
大分自動車道~長崎自動車道~西九州自動車道を経て
午後 我が家に帰り着いた。

別府~大分港~神戸~徳島~
大阪~大阪南港~別府~ 湯布院
12月31日から 1月4日までの
里帰りを兼ねたプチ旅行が終わった。
思い出のつまった
沢山の荷物を片付け
沢山の洗濯物を終わらせ
お土産を整理して
日々の生活に戻った。
みいは
冷蔵庫のありあわせの材料で
いつものように
夕食の準備に取り掛かった。
少し言語障害が残ってしまい
会話の最初の言葉がスムーズに出ない・・・が
そのことが無ければ
みいが摂食障害を患ったことは
忘れてしまいそうな気がした。
午後7時
夕食が並んだ食卓についたHAYATOは
大好きなドラえもんと
クレヨンしんちゃんのテレビに
夢中になって見はまった。
私たちは
HAYATOの箸を促しつつ
テレビを楽しみながら食事を終わらせた。
なにもなかったように
平凡ないつもの時間が流れはじめた。
Posted by パールじゅんこ at 02:53│Comments(0)