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2013年02月18日

お伊勢参り  熊野古道・那智の滝

    

満開の緋寒桜のなかで
   小さなメジロが 戯れていた。

その黄緑色の小さな鳥は
   ふわふわと 優しい花びらによく似合っていた。
      
   
お伊勢参り  熊野古道・那智の滝    

    優しいピンクの花びらは
    あたたかい日差しを浴びて
    幸せ気分を振りまいていた。 

    とっても嬉しい気分になった。

   


   お伊勢参り  熊野古道・那智の滝
  晴れ  JR西日本 きのくに線那智駅 隣接の
        「 道の駅 なち 」の駐車場


お伊勢参り  熊野古道・那智の滝


    満開の緋寒桜(ヒカンサクラ)は
    「道の駅 なち」
    誇らしげに 咲き誇っていた。

    花の季節に先駆けた一本の満開の桜の木は
    立ち寄る人々から
    一心に注目を浴びていた。

    
    満開の花びらの中の
    メジロは
    この場に 実に似合っていた。
 
お伊勢参り  熊野古道・那智の滝



お伊勢参り  熊野古道・那智の滝

   午後1時40分
   さんさんと降り注ぐ陽光は暖かくまったりとしていた。
   温厚な風土の南紀の旅は
   真冬であることを忘れさせた。

   那智の滝まであと 一息となった。

   JR西日本 きのくに線 那智駅と隣接している
   「道の駅なち」を後にして
   那智の滝に向かった。



  車    車    車    車    車 



  世界遺産に登録されて
  一躍有名になった熊野古道の中でも
  自然崇拝のありさまを今に伝えている
  飛瀧神社(ひろうじんじゃ)
  熊野那智大社の別宮であり
  那智瀧事態が御神体であるため
  本殿は存在しない。
  もちろん 拝殿もないので
  直接滝を拝むこととなる。
  御滝注連縄張替式


 
私は
行き当たりばったりの旅を終えてから
多くのことを詳しく学んだ。


有名な「那智の瀧」「熊野古道」
これほどまでも奥の深い意味と歴史をもった
 
山岳宗教の霊場であるということを
私は正直 知らなかった。



   知識もなく
   道中立ち寄った有名な観光地の
   歴史がある鳥居を
   私たちは 軽々とくぐった。

   老杉の巨木に囲まれた参道は
   ひんやりとした冷たい空気に覆われて
   ちらちらしたと陽の光がかすかに足元に届き
   荘厳な雰囲気が漂っていた。
    
    
      
    お伊勢参り  熊野古道・那智の滝

   世界遺産に登録された「熊野古道」を下り
   飛瀧神社の社務所へと足を運んだ。

   
 
      お伊勢参り  熊野古道・那智の滝

  社務所からさらに坂道を上り
  お瀧拝所まで行ってみる事にした。
  (参入料300円)
  「 那智御瀧 飛瀧神社延命御守り 」を頂いた。


  途中 延命長寿の水が湧き出ていた。
  100円の初穂料を払い神杯で口にしてみた。


  私達は 長生きできるだろうか・・・・。
  幼いHAYATOが成長するまで
  どうか健康で生きていたい・・
  生きていなければならない。
   
   
   
    お伊勢参り  熊野古道・那智の滝
     
  

     数分 急な坂道を上り
     お瀧近くの拝所に辿り着いた。    

 お伊勢参り  熊野古道・那智の滝  お伊勢参り  熊野古道・那智の滝 


   私たちは この場所で 
   お瀧に手を合わすどころか
   おしりを向けて 記念写真を撮ってしまった。
   無知とは 怖いものである。
       
   
  お伊勢参り  熊野古道・那智の滝
   摂食障害で生死の狭間をさまよった 
   次女みいの命のともしびをどうか消さないでと      
   神に祈り 仏にすがったのは
   一年前のことだった。
   
   

   無知な私は
   何世紀も前にこの地に
   神仏習合の信仰形態が生き付いていたなんて
   知る由もなかった。

   
   6世紀に伝来された仏教は 次第に神道と融和して行き
   平安末期の12世紀の頃には
   熊野のそれぞれの社殿に祀られた神々の
   本体の全ては仏や菩薩であったと考えられ
   熊野全体が浄土の地とみなされていたらしい。
   だが
   この那智の神仏習合の信仰形態も、
   明治元年(1868 )の神仏分離令によって破壊され
   飛瀧神社も仏教・修験道を配した神社となったとか・・。
   
   
   

   なんだか難しくて
   頭がごちゃごちゃになってしまった。


   ぶらりと立ち寄った私達一行には難しすぎる・・・。

   いつの日にか 学んでみたいような
   一般常識として
   学ばなければならないような・・・
   そんな思いにかられる。   


 
 
  
   
   
  

 那智の滝は 日本三大名滝の一つで

  ●  華厳の滝(栃木県)
  ●  那智の滝(和歌山県)
  ●  袋田の滝(茨城県)

 落差133m、銚子口の幅13m、
 滝壺の深さは10mの落差日本一の瀧である。
 那智にはこの滝を「 一の滝 」 として
 実に多くの美しい滝が存在しているそうである。

   お伊勢参り  熊野古道・那智の滝

  

お伊勢参り  熊野古道・那智の滝

    
   世界遺産に登録された日本一の滝「那智の滝」
   カメラにおさめ 
   私は頂いた小さな延命の御守りを
   ポケットの中でそっと握りしめ
   熊野古道と呼ばれる石段を上り
   杉木立の中の駐車場へと戻った。

    
    
     
   カーナビの目的地を伊勢神宮にセットした。
   目的地到着時間は
   午後6時30分を指した。


   伊勢のず~~~と手前で
   今夜の宿を探さなくてはいけない。

   主人は
   高い杉木立の中の駐車場から
   車を発車させた。

   時間の都合上 熊野那智大社への参拝は
   あきらめた。

    
   私は
   バックから スマホを出して
   伊勢神宮手前でのホテルを探し始めた。
   小さなHAYATOを連れての旅は
   のんびり進まなければならない。

   時計は 午後2時40分を指していた。

   
   
      つ ・ づ ・ く


    

    
   
 
    



Posted by パールじゅんこ at 01:19│Comments(2)
この記事へのコメント
こんにちは

この桜にメジロですね。
もうすぐ春が来ますよ。

家族の大切な時間を味わっておられるご様子。
お孫さんにとっても、娘さんにとっても
じゅんこさんにとっても
そういう時間、そのものが幸福と呼ばれるものなんだと思います。

日光と袋田は行ったことがありますが
那智の滝はまだですね。
Posted by 根岸冬生 at 2013年02月20日 11:06
根岸さま
  限りある時間  限りある人生 限りある余暇  限りある知識。

  出かけて行っても
  雑誌を開いてみても
  IT社会の中でも

 知らない場所 知らない出来事 知らない人々が
 多すぎますね。

 私の世界の中で
 細やかに幸せを積み上げていくしかないんですね。
 欲張りな 好奇心旺盛な私ですが・・・・。

 足元の揺るぐことのない 幸福を積み上げて行くことが
 今の私には必要なんですね。
 貴方のおっしゃる通り。

 日光 華厳の滝にはいきました。
 心霊写真が撮れるかも・・・なんて不謹慎に騒いだ若いころの思い出です。
 ここにも無知な私がいました。
 茨城 袋田の滝は私にとっては知らない瀧です。
 
 是非 いつの日か 紅葉の綺麗な時に
 訪ねて見たいところになりました。  

 
 
Posted by パールじゅんこパールじゅんこ at 2013年02月23日 07:10
 
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えっちら おっちらと進む人生。
苦しいことも乗り越えたはず。
悲しいことも通り過ぎたはず。
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100%信じている私こと じゅんこです。


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