てぃーだブログ › 浮雲 › お伊勢参りを終えて

2013年03月12日

お伊勢参りを終えて

CARTA(カルタ)  歴史群像1月号別冊 2012年新春号

 編纂1300年、ゼロから知る「古事記」


     そして

「 私の古事記物語 」 阿刀田高著書

     を引っ張り出した。


お伊勢参りから帰ってきて
みんなが寝静まった後
一人こそこそと 取り出しては
読み直した2冊の本。

こんなに残念なことは無い。
急に思い立ったプチ旅行とはいえ
記憶能力が欠乏しまくっている
私のポンコツ脳みそは
せっかくの
素晴らしいチャンスを数々逃してしまった。

何故
寸暇を惜しむことなく
CARUTAを開かなかったのか・・・
あぁ  いつも 後悔先に立たず!!

時間が無かったとはいえ

  熊野那智大社を参拝すればよかった・・・。

  新宮に所在する熊野速玉大社にも
  ぜひ立ち寄ってくるべきだった・・・。

  国道42号線を北上中に
  花の窟神社のご神体とされる
  高さ70mに及ぶ岩壁が目に入ったのに
  多くの神々を生んだイザナミを葬った場所とされる
  花の窟神社に参拝すればよかった・・・。

  伊勢神宮の外宮である 豊受大神宮には
  よらなかった・・・・。


  
のんびりと更けていく夜に
表紙のボロボロになってきた
雑誌KARUTAをめくりながら
ため息をつく私を主人は軽く流した。
  「 我々は 単純に旅をしただけだから・・・
       難しく 考えるなよ。 」


う~~~ん

 「 宮崎の高千穂峡 行ったよね。
   その奥の 天の岩戸行ってないよね

   行ってみたいなぁ  宮崎の天岩戸神社 」
  
  太陽神である天照大神が隠れ、
  世界が真っ暗になった
  岩戸隠れの伝説 の舞台である
  宮崎高千穂にある 天の岩戸を
  見たい衝動に駆られ
  私はつぶやいた。


「行くか  桜が咲きだしたら・・・ 」


   うんうん !!

何時ものように
主人の嬉しい合図地。
   
私は
 娘たちが成長したら
 いつの日か
 この主人と別れてやるぞ!
       と
 企んでいた30歳の頃。

 幼い子供たちの育児に追われ
 自分の時間が全く取れない私は
  仲間と愉快そうにツーリングを楽しみ
  ゴルフ場に足を運び
  釣りに出かけていく主人を見送りながら
 「 よ~~し いつか こいつとはおさらばだ!!」

 そう 企んでいた。

 腹を立てたり
 意見が食い違ったり
 絶対別れてやるぞと一人意気込んだり
 そんな中
 旅の好きな私の思い立つ計画に
 すぐさま
 同意して同行してくれる主人に
 いつも 私の欲求は満たされてきた。

 何回
 何度
 人生やり直せるなら
 この男とは 出会わないぞ・・・と
 腹を立てたり

 何度
 あゝこの人に出あえて
 この人と人生歩んできてよかったと
 心底 思えたか・・・。


旅が終わり
間もなく HAYATOは風邪をひいた。
私も 風邪をひき3週間にわたり
  熱と激しい咳に悩まされた。
主人も軽い下痢を伴う風邪をひいた。

みいは 元気に家事を熟した。 
 
  
  
  

そして
平凡な日々の中で私は57歳を迎えた。


    玄関前の杉の木立で
    鶯が鳴き・・
お伊勢参りを終えて


   私の街の 小高い丘の上で
   早咲きの桜が満開となった。
お伊勢参りを終えて



Posted by パールじゅんこ at 08:07│Comments(0)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 15人
プロフィール
パールじゅんこ
パールじゅんこ
えっちら おっちらと進む人生。
苦しいことも乗り越えたはず。
悲しいことも通り過ぎたはず。
やってくる明日は
絶対幸せで楽しいはずと
100%信じている私こと じゅんこです。


オーナーへメッセージ