
2013年03月26日
出水の鶴 北帰行
3月25日(月)
午後3時30分すぎ
またもや
屋外作業に追われている私の頭上で
突如
靏の鳴き声が響き渡った。
見上げるすぐそばで
たくさんのマナヅルが旋回していた。
事務所の電話を転送に切り替え
屋外作業をしている私のポケットには
常にスマホが入っている。
即座に 手袋を脱ぎ
ジーパンのポケットからスマホを取り出し
カメラのシャッターを切った。
手を伸ばせば
届くような位置で
たくさんの鶴が鳴き、羽ばたいていた。

先頭集団のマナヅルたちは
旋回しながら
仲間のマナヅルたちがやってくるのを待った。
作業中の社長は笑った。
「 あんたが あんまり鶴 鶴 と言うので
挨拶に来たとバイ! 」
私は
空を見上げて30分近く
仕事をさぼった。
佐世保市鹿町町の海岸沿いに
朝日が顔を出すことから
地元の人々に「 日の出山 」と呼ばれている山を超え
すごい数のマナズル達が次々と飛来してきた。

手を伸ばせば届きそうな
私の頭上で旋回していたマナヅルたちは
少し高度を上げて
全てのマナヅルの到着を待っていた。

一丸となって
少しづつ 空高く 舞い上がっていった。

高く 高く 昇りながらも
全ての仲間を待った。

日の出山を越え
全てのマナヅルたちが
足並みをそろえた。

そして
くるくると大きな輪を描きながら
流れてくる雲の中に
昇っていった。



覆われた雲の上で
太陽の光をあびながら
気流に助けられ
大空をシベリアに向かって羽ばたいていく
たくさんの鶴たちの姿が
手に取る様に見えたような気がした。
どんな弱い鶴をも
決して置き去りにしないだろう
鶴の集団に私は魅かれた。
私は翌朝
鹿児島県出水市の
「 ツルの帰行情報 」のサイトを開いた。
3月25日 新着情報
マナヅルの渡去数 1161羽
10数年
毎年見送ってきた北帰行だが
今年は不思議な気がしてならない。
何時もとコースがまったく違う・・・。
どうしてだろう・・・。
午後3時30分すぎ
またもや
屋外作業に追われている私の頭上で
突如
靏の鳴き声が響き渡った。
見上げるすぐそばで
たくさんのマナヅルが旋回していた。
事務所の電話を転送に切り替え
屋外作業をしている私のポケットには
常にスマホが入っている。
即座に 手袋を脱ぎ
ジーパンのポケットからスマホを取り出し
カメラのシャッターを切った。
手を伸ばせば
届くような位置で
たくさんの鶴が鳴き、羽ばたいていた。

先頭集団のマナヅルたちは
旋回しながら
仲間のマナヅルたちがやってくるのを待った。
作業中の社長は笑った。
「 あんたが あんまり鶴 鶴 と言うので
挨拶に来たとバイ! 」
私は
空を見上げて30分近く
仕事をさぼった。
佐世保市鹿町町の海岸沿いに
朝日が顔を出すことから
地元の人々に「 日の出山 」と呼ばれている山を超え
すごい数のマナズル達が次々と飛来してきた。

手を伸ばせば届きそうな
私の頭上で旋回していたマナヅルたちは
少し高度を上げて
全てのマナヅルの到着を待っていた。

一丸となって
少しづつ 空高く 舞い上がっていった。

高く 高く 昇りながらも
全ての仲間を待った。

日の出山を越え
全てのマナヅルたちが
足並みをそろえた。

そして
くるくると大きな輪を描きながら
流れてくる雲の中に
昇っていった。



覆われた雲の上で
太陽の光をあびながら
気流に助けられ
大空をシベリアに向かって羽ばたいていく
たくさんの鶴たちの姿が
手に取る様に見えたような気がした。
どんな弱い鶴をも
決して置き去りにしないだろう
鶴の集団に私は魅かれた。
私は翌朝
鹿児島県出水市の
「 ツルの帰行情報 」のサイトを開いた。
3月25日 新着情報
マナヅルの渡去数 1161羽
10数年
毎年見送ってきた北帰行だが
今年は不思議な気がしてならない。
何時もとコースがまったく違う・・・。
どうしてだろう・・・。
Posted by パールじゅんこ at 06:21│Comments(0)