
2014年03月06日
剪定

肩をすくめて
心をきゅっと引き締めて
過ごした季節が去って行った。
ずーと先のことだと思っていた季節が
訪れた。
庭の枝垂れ梅は
たくさんの固い蕾を緩ませた。
春の兆しが見え始めたころから
私は庭の枝垂れ梅を見つめ続けた。
昨年 主人が行った剪定は 成功かな?
切る時期 切る枝を間違っていなかったかな?
もう冬には後戻りしないと信じれる日が続き
枝垂れた枝に一斉に花が開いた。
私は
見事に可愛く開いた小さな花弁を見つめて
ほっとした。
きっと
主人は 私以上にほっとしている事だろう。
庭先では
たくさんの花が春を運んできた日曜日の朝である。

2月いっぱいに キウイを剪定しなくてはいけない。
3月2日の日曜日
最後のチャンスと 小雨模様の空を見上げながら
腰の重い主人を促して
畑に出た。

私の力ではどうにもできない太い幹を
ああだ・・ こうだ・・と
素人庭師さんの主人が 奮闘した。
すっきりと整った枝は
春を過ぎ
秋にならないと
結果が表れない・・・・。
ついでに
横の柿の木も
太い幹をバッサリと切ってみた。
高くなると収穫が大変‼ と言う理由で。

収穫の秋 実りの秋
さわやかな秋晴れの一日に
又 この愉快な嬉しい笑顔を
運んで来てくれますようにと願いながら
剪定作業に追われた 日曜日が過ぎて行った。

たくさんのキウイが実りますように・・。

うれしいというだけでは
なにか 物足りなくて・・
幸せというには
少し大袈裟かもしれない・・
平穏という言葉に包まれた
大切な「ひととき」が
ゆったりと流れ去って行っている。
Posted by パールじゅんこ at 08:10│Comments(0)