
2014年05月09日
ターボプロップ機でお出かけ
ボスが言い出した。
突然

いつも予告なしに突然発案するボスとの付き合いは
20年を超えた。
私はだんだんとボスの気ままに対して
柔軟に対応できる術を身につけた。
家族は・・・
特にマイダーリンは柔軟性に富んでいる。
とっさの出来事には
実に身軽、気軽に対応できる特性をもともと
備えもっている。
娘は
なぜだか病んで快復を遂げてからというもの
堅苦しい殻から脱皮したかのように
協調性に富みだした。
孫君は
そんな家庭環境の中で育っているので
実に機転が利き
大人たちの行動に合わすことはなんら難題ではない。
難題などないはずである。
それは
ボスが
我が家の孫くんを目の中に入れても痛くないほど
可愛がっているからである。
すなわち
ボスの発案は
「我が家の孫くんを喜ばせたい」思考の上に
成り立っているからである。

ボスが言いだのである。
唐突に
ちょっぴりあきれたが いつものことである。
「 あさっては お客さんおらんとか。
よし 休もう !
どこかに出かけよう。
行先は任せる。 決めておきない! 」

私は思った。
休めるなら 休みが欲しい。
出かけるより
一日中の休みがほしい。
2階の屋根裏部屋も片付けたい。
タンスの中の洋服の整理もしたい。
庭の掃除もしたい。
本棚の整理もしたい。
家庭菜園を楽しみたい。
う~~~ん
何よりも目覚まし時計をセットせずに眠りにつきたい。


ボスは強制的に言った。
仕事が終わり事務所を出る寸前に
「 行先は任せる。 決めときないよ! 」

いつものことである。
ただ
私には どうも 特技があるようである。
この超零細企業で働いて生きた私には
秘書としての才能がきっとあるに違いない。
と
自画自賛して自己満足に陥る。
その夜
丑三つ時も過ぎた頃
私の目は冴えた。

日帰りの旅・・・
ボスの望んでいることは
手に取るようにわかる。
孫君を喜ばせさらに自分も満足したい。
近場では物足りない。
刺激も必要である。
出来れば 遠くに足を運びたい。
私は夜中に目が冴えた。
そして
こそこそと起き出し
「るるぶ情報誌」「まっぷるマガジン」を手にして
パソコンのスイッチを入れた。
孫君は最近 飛行機に非常に興味がある。
我が家は最近 高速での長旅をしたばかりである。
次の日は学校 仕事があるので近場がベストである。
ちょっぴり変化のある日帰り旅行を望む。
とにかくボスは孫くんを喜ばせたい。
私は的を絞った。
福岡方面は最近行ったばかりであった。
熊本は知りつくし出した。
鹿児島・宮崎は遠すぎる。
刺激が必要である。
私は思いついた。
そして インターネットで空席状況を調べた。
席が取れることが解った。
時間も無理がなかった。
我が家にとっては未踏の地だった。
ボスは過去に行ったはずだが孫君を喜ばせたいので
問題なさそうである。
変化にとんだ日帰り旅行が出来そうである。
レンタカーの手配もOKである。
私はプチ旅の計画を練り 眠りについた。
2時間ほどであけぼのの頃となり
窓の外の鶯の元気な声が
目覚まし時計のベルより先に私を起こした。
朝ごはんを食べながらマイダーリンに告げた。
「 五島列島の下五島に行ってみる?」
「 ハコフグのみそ焼きでも食べてこようか。」
マイダーリンは ハコフグに反応した。
「 よかばい!」
いつものことである。
身軽 腰軽のマイダーリンである。
私も彼の扱いを心得ている。
実は・・・ 「ハコフグの味噌煮」で釣ってしまった。

私は早朝より事務所を出て
夕方まで事務所に戻らないボスに告げた。
「 長崎空港からプロペラ機で
下五島に行ってみましょう。 」
ボスは 乗ってきた。

孫くんが飛行機に興味を抱いていることを
知っていたからである。
私は仕事の合間に
飛行機のチケット
座席の確保(窓の外が見える座席を指定)
レンタカーの手配など
準備万端 整えた。
マイダーリンを釣り上げた「ハコフグ」は
数の少ない時期なのであきらめざるを得なかった。
翌日 午前7時
約束の出発時間の10分前に
我が家の玄関先でボスが大きな声で孫くんを呼んだ。

午前9時30分
私たち家族とボスはターボプロップ機に乗り込んだ。

オリエンタルエアブリッジ(株)
ORC
デ・ハビランド・カナダDHC-8-Q200型機
39人乗り
( 2人x2人 → 10列 )

長崎県五島列島 福江空港まで30分
ターボプロップ機の旅である。
突然






いつも予告なしに突然発案するボスとの付き合いは
20年を超えた。
私はだんだんとボスの気ままに対して
柔軟に対応できる術を身につけた。
家族は・・・
特にマイダーリンは柔軟性に富んでいる。
とっさの出来事には
実に身軽、気軽に対応できる特性をもともと
備えもっている。
娘は
なぜだか病んで快復を遂げてからというもの
堅苦しい殻から脱皮したかのように
協調性に富みだした。
孫君は
そんな家庭環境の中で育っているので
実に機転が利き
大人たちの行動に合わすことはなんら難題ではない。
難題などないはずである。
それは
ボスが
我が家の孫くんを目の中に入れても痛くないほど
可愛がっているからである。
すなわち
ボスの発案は
「我が家の孫くんを喜ばせたい」思考の上に
成り立っているからである。





ボスが言いだのである。
唐突に

ちょっぴりあきれたが いつものことである。
「 あさっては お客さんおらんとか。
よし 休もう !
どこかに出かけよう。
行先は任せる。 決めておきない! 」




私は思った。
休めるなら 休みが欲しい。
出かけるより
一日中の休みがほしい。
2階の屋根裏部屋も片付けたい。
タンスの中の洋服の整理もしたい。
庭の掃除もしたい。
本棚の整理もしたい。
家庭菜園を楽しみたい。
う~~~ん
何よりも目覚まし時計をセットせずに眠りにつきたい。






ボスは強制的に言った。
仕事が終わり事務所を出る寸前に

「 行先は任せる。 決めときないよ! 」





いつものことである。
ただ
私には どうも 特技があるようである。
この超零細企業で働いて生きた私には
秘書としての才能がきっとあるに違いない。
と
自画自賛して自己満足に陥る。
その夜
丑三つ時も過ぎた頃
私の目は冴えた。





日帰りの旅・・・
ボスの望んでいることは
手に取るようにわかる。
孫君を喜ばせさらに自分も満足したい。
近場では物足りない。
刺激も必要である。
出来れば 遠くに足を運びたい。
私は夜中に目が冴えた。
そして
こそこそと起き出し
「るるぶ情報誌」「まっぷるマガジン」を手にして
パソコンのスイッチを入れた。





私は的を絞った。




私は思いついた。
そして インターネットで空席状況を調べた。




問題なさそうである。


私はプチ旅の計画を練り 眠りについた。
2時間ほどであけぼのの頃となり
窓の外の鶯の元気な声が
目覚まし時計のベルより先に私を起こした。
朝ごはんを食べながらマイダーリンに告げた。
「 五島列島の下五島に行ってみる?」
「 ハコフグのみそ焼きでも食べてこようか。」
マイダーリンは ハコフグに反応した。
「 よかばい!」
いつものことである。
身軽 腰軽のマイダーリンである。
私も彼の扱いを心得ている。
実は・・・ 「ハコフグの味噌煮」で釣ってしまった。






私は早朝より事務所を出て
夕方まで事務所に戻らないボスに告げた。
「 長崎空港からプロペラ機で
下五島に行ってみましょう。 」
ボスは 乗ってきた。






孫くんが飛行機に興味を抱いていることを
知っていたからである。
私は仕事の合間に
飛行機のチケット
座席の確保(窓の外が見える座席を指定)
レンタカーの手配など
準備万端 整えた。
マイダーリンを釣り上げた「ハコフグ」は
数の少ない時期なのであきらめざるを得なかった。
翌日 午前7時
約束の出発時間の10分前に
我が家の玄関先でボスが大きな声で孫くんを呼んだ。

午前9時30分
私たち家族とボスはターボプロップ機に乗り込んだ。


オリエンタルエアブリッジ(株)

デ・ハビランド・カナダDHC-8-Q200型機
39人乗り
( 2人x2人 → 10列 )

長崎県五島列島 福江空港まで30分
ターボプロップ機の旅である。
Posted by パールじゅんこ at 00:08│Comments(0)