
2015年04月01日
鬼ヶ島 探検
3月の最後の暖かい土曜日だった。
香川県 高松港から
海上タクシーを利用して
女木島へと向かった。

孫くんと 娘は
フライングブリッジで
瀬戸内海のクルージングを楽しんだ。


高松港の正面の小さな港に
クルーザーは入港した。
わずか10数分のクルージングだった。

14時のフェリーに乗り遅れた私たちは
海上タクシーを利用して
女木島(鬼ヶ島)へと向かった。
片道8,000円
往復だと思っていたので ちょっぴり驚いた。
帰りは
大人360円 小人180円の
航行時間20分のフェリーで帰ることにした。

フェリーの到着に合わせて
大洞窟へのバスが出ているが
フェリーに乗り遅れ時間外に到着した我々は
バスには乗れなかった。
当然この小さな島にはタクシーなどない。
バスはどんなに頼み込んでも
出してくれそうになかった。
孫くんを連れている我々には
「下り坂が危険」ということが理由で
電動自転車のレンタルも断られた。
こうなったら
3km弱徒歩30分の道のりを
山のてっぺんにある洞窟目指して登るほかない。
到着した15時から
最終便フェリーの時刻である17時20分までの
限られた時間で
私たちは目の前にそびえる山を登らなければならなかった。
自販機で水を2本買って
ぽかぽかと
照りつけるお日様に慰められながら
私たちは一歩山へと登り始めた。

桜並木から 瀬戸内の海がキラキラと
輝いていた。
ちらほらと開き始めた桜を見上げながら
ひたすら山道を歩いた。
一週間後なら どんなに綺麗だっただろうかと
ぼやきながら
蛇行している坂道をひたすら登った。


「 どうくつまで あと 〇〇㎞ 」
と
やんちゃな鬼が
洞窟までの距離を案内していた。


振り返り振り返り 春の海を眺めたり
まだまだ固い蕾を見上げたり・・・
わいの わいのと 登った・・・・

「 はる 」 谷川俊太郎
はなをこえて
しろいくもが
くもをこえて
ふかいそらが
はなをこえ
くもをこえ
そらをこえ
わたしはいつまでも
のぼっていける
はるのひととき
わたしはかみさまと
しずかなはなしをした

登ること20数分・・・
最後の難所に
この心臓破りの階段が待ち受けていた。

なんだ坂
こんな坂・・・・
誰にも「膝が痛い」という弱音をはかず
私はやせ我慢をして
笑顔で登った。

見張りの鬼が
我々がのぼってくるのを待ち構えていた。

小さな 洞窟に一歩足を踏み入れた。

そこには ひんやりとした空気が流れていた。

鬼たちが集めた宝物が隠されていたり・・

大小様々な部屋に桃太郎や・・

鬼たちがいた。

鬼の大将の部屋は
驚くほど大きな部屋だった。

さ~~と
洞窟を探検してから外に出た。

ゆっくりしては いられなかった。
最終の17時20分のフェリーに
乗り遅れないように
山を下らなければならない。
わんぱくな鬼たちに見送られて
階段を下った。

登るときは気が付かなったが
下りには
沢山の近道があり
あっという間に下山することが出来た。

私は 遥か遥か昔の高校時代に
アルバイトをして得たお金で
徳島の南部から
この島へと独り旅をしたことがあった。
おとぎ話を読み聞かせて育てた娘たちを
桃太郎伝説のこの島へ連れてきたかったが
実現できなかった。
娘たちに読み聞かせていた絵本は
長い年月を経て
再び今
孫くんが眠るときに読み聞かせている。
「 ももたろう 」
孫くんがひたすら登ったこの島に
桃太郎が退治した鬼が隠れていた洞窟があることを
いつまでも覚えていてくれますように。
香川県 高松港から
海上タクシーを利用して
女木島へと向かった。

孫くんと 娘は
フライングブリッジで
瀬戸内海のクルージングを楽しんだ。


高松港の正面の小さな港に
クルーザーは入港した。
わずか10数分のクルージングだった。

14時のフェリーに乗り遅れた私たちは
海上タクシーを利用して
女木島(鬼ヶ島)へと向かった。
片道8,000円
往復だと思っていたので ちょっぴり驚いた。
帰りは
大人360円 小人180円の
航行時間20分のフェリーで帰ることにした。

フェリーの到着に合わせて
大洞窟へのバスが出ているが
フェリーに乗り遅れ時間外に到着した我々は
バスには乗れなかった。
当然この小さな島にはタクシーなどない。
バスはどんなに頼み込んでも
出してくれそうになかった。
孫くんを連れている我々には
「下り坂が危険」ということが理由で
電動自転車のレンタルも断られた。
こうなったら
3km弱徒歩30分の道のりを
山のてっぺんにある洞窟目指して登るほかない。
到着した15時から
最終便フェリーの時刻である17時20分までの
限られた時間で
私たちは目の前にそびえる山を登らなければならなかった。
自販機で水を2本買って
ぽかぽかと
照りつけるお日様に慰められながら
私たちは一歩山へと登り始めた。

桜並木から 瀬戸内の海がキラキラと
輝いていた。
ちらほらと開き始めた桜を見上げながら
ひたすら山道を歩いた。
一週間後なら どんなに綺麗だっただろうかと
ぼやきながら
蛇行している坂道をひたすら登った。





「 どうくつまで あと 〇〇㎞ 」
と
やんちゃな鬼が
洞窟までの距離を案内していた。


振り返り振り返り 春の海を眺めたり
まだまだ固い蕾を見上げたり・・・
わいの わいのと 登った・・・・


「 はる 」 谷川俊太郎
はなをこえて
しろいくもが
くもをこえて
ふかいそらが
はなをこえ
くもをこえ
そらをこえ
わたしはいつまでも
のぼっていける
はるのひととき
わたしはかみさまと
しずかなはなしをした

登ること20数分・・・
最後の難所に
この心臓破りの階段が待ち受けていた。

なんだ坂
こんな坂・・・・
誰にも「膝が痛い」という弱音をはかず
私はやせ我慢をして
笑顔で登った。


見張りの鬼が
我々がのぼってくるのを待ち構えていた。

小さな 洞窟に一歩足を踏み入れた。

そこには ひんやりとした空気が流れていた。

鬼たちが集めた宝物が隠されていたり・・

大小様々な部屋に桃太郎や・・

鬼たちがいた。

鬼の大将の部屋は
驚くほど大きな部屋だった。

さ~~と
洞窟を探検してから外に出た。

ゆっくりしては いられなかった。
最終の17時20分のフェリーに
乗り遅れないように
山を下らなければならない。
わんぱくな鬼たちに見送られて
階段を下った。

登るときは気が付かなったが
下りには
沢山の近道があり
あっという間に下山することが出来た。
フェリーの到着を待ちながら
港から展望台のある山を眺めていると
山頂近くにある洞窟まで登ったことに
心地良い満足感を覚えた。
小さなフェリーが
大きな汽笛を鳴らして
猛スピードで港内に入ってきた。
小さな港は
おとぎ話の世界にどっぷりと浸った
沢山の観光客で溢れていた。
桃太郎伝説のおとぎ話の島に別れを告げた。
小さなフェリーは
高松港に17時40分に到着した。

私は 遥か遥か昔の高校時代に
アルバイトをして得たお金で
徳島の南部から
この島へと独り旅をしたことがあった。
おとぎ話を読み聞かせて育てた娘たちを
桃太郎伝説のこの島へ連れてきたかったが
実現できなかった。
娘たちに読み聞かせていた絵本は
長い年月を経て
再び今
孫くんが眠るときに読み聞かせている。
「 ももたろう 」
孫くんがひたすら登ったこの島に
桃太郎が退治した鬼が隠れていた洞窟があることを
いつまでも覚えていてくれますように。
Posted by パールじゅんこ at 02:09│Comments(0)