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2015年09月08日

夏のご褒美  沖縄への一泊二日

8月26日
私は沖縄行の荷物の中から
水着やゴーグル シュノーケルを取りだした。
昨日の朝から孫くんは少し体調を崩していたからである。

孫くんは沖縄行の飛行機が欠航した25日の朝
こんこんと軽い咳をして鼻水が出始めていたのである。
一日中ぐったりとして見えた。
風邪薬が効いたのか
26日の午後からはいつもの調子が出てきて
元気がありあまり家中ふざけて暴れまくっていた。

私は心中複雑だった。
病気のままの孫くんを連れての旅行になるのでは・・・・と
しかし
元気を取り戻した孫くんに胸をなで下ろした。


      夏のご褒美  沖縄への一泊二日    夏のご褒美  沖縄への一泊二日

 
台風15号の影響で旅行を2日延期したため
「ホテル ムーンビーチ」での宿泊が不可能になった。
孫くんの体調を考慮し急きょ 行程を変更したのである。
ムーンビーチでの海水浴をやめることにした。
楽しみにしていた「沖縄で泳ぐ」という孫くんの夢は
あきらめざるを得なかった。
しかし
「沖縄にいけない」という涙を流した孫くんは
目に見えないがちょっぴりだけ成長を遂げたように思えた。

ショックの後で再び 沖縄に行けるようになったためか
小さな我儘は口に出さなかった。

  夏のご褒美  沖縄への一泊二日

8月27日
ANAの飛行機は
午前10時35分 ゆっくりと福岡空港のタラップから離れた。
おでこを窓にくっつけた孫くんは目を輝かせて
福岡空港内を眺めた。
離陸体制に入った直前孫くんは通路側に座った私の目を覗き込んだ。
彼が何を言おうとしているか解った。
「今日のパイロットは上手か下手か」が
いつもの私たち家族の楽しみの話題である。
言葉には出さないが
「今日のパイロットさんは上手かな?」と言いたい
彼の気持ちが伝わってきた。

飛行機は
少し雑に横揺れをし乍らがくがくと上昇していった。
ちょっぴり雑に感じた。
離陸時に福岡の上空には雲がなく
街並みが綺麗に見渡せていた。

いつタイヤが陸から離れたのかわからない程
スムーズに機体が持ち上がり
綺麗な曲線を描きながら離陸し
快適に福岡の街並みがグングン眼下から離れていく時や
ガタガタと横揺れしながら
ガクガクと機体が荒く上昇していく時の違いは
旅の楽しい話題のひとつであった。

「今日のパイロットさんは最高ね。」
「今日のパイロットさんは乱暴ね。」
「今日は下手だったね。」  と。
私達家族の楽しみの話しを耳にしたパイロットさんからは
 余計な勘ぐりだ! 今日は気流が悪いんだ!と
叱られそうな気がした。
飛行機の離陸、着陸が
孫くんにとっては旅の一番の楽しみであった。

1時間30分の飛行機の中で
孫くんはコンソメスープのおかわりをした。
すっかりコンソメスープの虜になったのであった。

 夏のご褒美  沖縄への一泊二日  夏のご褒美  沖縄への一泊二日

おしゃべりをする口の中まで暑いはずの沖縄は
覆われた厚い雲の影響で涼しかった。

到着ロビーを出てすぐ左横のトイレに入った。
かつて沖縄に住んでいた長女と待ち合わせたあと
いつも取っていた行動である。
孫くんは到着ロビーを出て右手のミニ水族館を見つけて
駆けていった。
那覇空港はとっても懐かしく
何だか心の中にふんわりとした気持ちが湧き上がってきた。
思い出してみると
私は結婚後 四国徳島への里帰りと同じくらいの回数を
長女が10年弱暮らした沖縄へと頻繁に来ていたのである。

観光地を回るのは久々であった。
一泊二日の短い旅なので
長女のアドバイスで
初日の観光地を沖縄ワールド一本に絞った。
沖縄ワールドのバイキングを昼食に計画したので
さっさとレンタカーを借りて向かった。

夏のご褒美  沖縄への一泊二日

              駆け足だが
          懐かしい沖縄の旅が始まった。

夏のご褒美  沖縄への一泊二日

 

          つ ・ づ ・ く


   




Posted by パールじゅんこ at 05:16│Comments(0)
 
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