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2016年03月27日

さようなら。 叔父さん

さようなら
  ちいの叔父さん。

沢山可愛がってもらったと
心の底から 感謝の気持ちが湧いてきます。

「 純子のお母さんからは
     本当によく可愛がってもらった。」
  というのが叔父さんの口癖でした。
「 自慢の姉さんだ。」
  と私の母を自慢していたと従姉が話してくれます。

絵や文才に優れていた叔父は佐賀唐津市で過ごし
四国徳島県で暮らす姉である私の母と
常に手紙のやり取りを欠かさなかったので
子供のころから遠距離に住むにも関わらず
非常に身近な親戚でした。

長崎に嫁いできた私の親代わりとなって
常に気をかけ可愛がってくれた叔父が他界してしまったのです。

老いては
執筆活動に意欲を燃やし
更に 掛け軸や色紙などの制作にも熱心で
素晴らしい作品を沢山残した叔父。

その名は世間に知れるほどは有名ではないが
掛け軸や色紙に残された数々の作品は
誰が見ても ため息の出るはずです。

両親との永遠の別れや
不意を突かれた兄との別れ
そして可愛がってくれた叔父との別れ

いつの日か
家族の中から自分自身が去らなければならない日が
やってくるでしょう。


さようなら。 叔父さん
  
太陽の光に抱かれて
 風がささやき
 花々が咲き誇り
 やさしい雨が降り
 小川は清々しくせせらぎ
生ある全てのものが音楽を奏でる春がやってきました。

次々と咲き誇っていた椿も
グングンと成長する蕗の花も
何かを訴えたいように思えるクリスマスローズも
みんな 明日に向かって生きています。

私も幸せに
明日に向かって生きています。
この 綺麗な世界の中で


さようなら。 叔父さん


さようなら。 叔父さん






 




Posted by パールじゅんこ at 23:10│Comments(0)
 
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苦しいことも乗り越えたはず。
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