
2016年09月01日
五木村経由 人吉温泉泊 椎葉村川釣り
家族同然 20数年来のお付き合いのボスが提案した。
「 一段落ついたので
29・30日と休もうか!
HAYATOも頑張って
夏休み中お手伝いしたので
ぶら~~~とでかけよう! 」
「 どこか 山の中を気ままに行ってみよう!」
又もや ミステリーツアーである。
気の向くままに ブラ~~~ と。
いつもの ことである。
ボスの要望 ・・・ 綺麗な景観の中の快適ドライブ・温泉
HAYATOの満足 ・・・ アウトドアを体験
みいの楽しみ ・・・ バイキング お土産物屋さん巡り
主人の楽しみ ・・・ 地場産のグルメに舌鼓
私は ・・・・ みんなの要望を満たせるように ツアーコンダクター
午前6時出発。
事前に決めたのは これだけである。



長崎自動車道 川登SAで朝食を摂った後
私は車中で8時を過ぎるのを待って
昨夜案を練った宿泊地に電話を入れた。
熊本 人吉温泉
芳野旅館(国登録有形文化財の宿)

一泊二食付き 12,000円
子供 6,000円
電話の向こうの感じの良い声の主にほっとし、
今夜の宿が決まったことに安堵した。
オーバーだが
意外と希望通りの宿の確保は難しいものである。
宿泊ホテルにいつも頭を痛めるので
一番の問題はクリアできた。
長旅である。
車窓見物を強いられたHAYATOの為に
道中の楽しみを見つけなくてはいけない。
サービスエリアでもらった高速道路ガイドマップとにらめっこした。
カーナビの目的地はまだセット出来ていない。
ハンドルを握る主人に次の休憩所を相談し
「九州自動車道 北熊本SA」を次の休憩場所に決めた。
そこまでに
人吉温泉までのルートを決定させなければならない。
後ろの座席では
ボスとHAYATOの他愛もないが楽しそうな会話が
途切れることは無かった。
一人で占領する最後部座席では
みいが軽い眠りについていた。
子供のころから車に乗れば眠るみいを
せっかくの車窓見物が もったいないと思うが
口に出したことはない。
ぶら~~と ドライブがてら一泊旅行を希望したボスの為に
車窓見物が楽しめるように
8人乗りボクシィをレンタルしていた。
主人は大好きな高速での運転を楽しんでいた。
私はルートを決定するのに必死だった。
しかし この必死さが 私は心地良かった。
熊本を通り過ぎた松橋ICで高速を降りて
美里町経由で五木村を通り人吉温泉までのルートを決めた。
北熊本SAで
カーナビの目的地を「 美里町役場 」にセットした。
高速を降りる頃 ぽつぽつと小雨が降り始めた。
私は更に ガイドブックとにらめっこしながら
五木村観光協会と
椎葉村観光協会に電話を入れて
HAYATOを遊ばせるために
川魚釣り場をたづねた。
小雨が降り始めたので
翌日の椎葉村の川で釣りをし乍ら帰ることに決定した。
椎葉村観光課に問い合わせをし
釣りさおやエサ・漁業権の購入などの情報を得た。
行き当たりばったりの旅行の行程ががここで決定した。
カーナビにセットされた美里町に到着した後
新たに五家村 五家荘に目的地を合わせた。
出発した車は快適に山道を進んだ。
思っていたより山は深くなくて
川沿いの道を車はスムーズに進んだ。
ここで
私は大きな間違いをしでかしたのである。
九州中央山地国定公園であるこの山の中で
標高を頭に入れていなかったのである。
地図で国道445号線から少し入った所に思えた五家荘(ごかのしょう)は
とんでもなく遠い場所にあった。
くねくねと小雨の降る山道を車は登った。
深い山の中の道下に現れた集落に驚いたり
あちこちで車を下り気分転換に歩いたり
珍しい葉っぱを取ったり栗を拾ったりしながら
気ままに進んでいった。
五家荘に到着するほんの少し前の山の中で
私たちはいっせいに笑った。
突然目の前の狭い道路の真ん中に看板が立っていた。
「 通行止め 」
「 五家荘まで 6km 」
気ままな ぶら~~~と旅である。
ぜひとも 五家荘に行きたかったわけではなかった。
通行止めも楽しい出来事となった。
大笑いをした後
来た道を国道445号線へと戻った。
帰り道は 早いものである。
私たちはお腹を空かせていた。
買い物をする商店も探せず
道幅の広い快適な山道を車は進んだ。
五木村の中心地が近づき
やっとうどん屋さんの看板が目につき車を止めて
遅いお昼ごはんを食べた。


五木村の中心地にある「道の駅」で休憩し
1時間ほどで人吉に到着した。
密かに頭の隅にあった川下りは
最終乗船時間が14時30分なので間に合わなかった。
旅館に入るには少し早すぎるので
人吉の街を通り過ぎ
球磨村にある「球泉洞」へ遊びに行った。




鍾乳洞としては規模が小さく素朴なものであったが
探検コースで盛り上がり
今日の思いつき 行き当たりばったりの行程はクリアした。
芳野旅館に18時20分到着した。

源泉かけ流しあり
露天風呂あり・・ で選んだ
「国登録有形文化財」に指定されている
老舗旅館「 芳野旅館 」は
趣のある落ち着いた素敵な旅館だった。

源泉かけ流しのお風呂は
ほど良い広さで
湯船からざーざーとお湯が流れ落ちていき
気持ちが良かった。
到着し夕食前にひと風呂
食後にひと風呂
翌朝6時に朝風呂と 3回もお湯に浸かった。

お風呂からあがると
廊下越しに中庭の見える和風の個室に
夕食が準備されていた。
お子様メニューの食事を
HAYATOはぺろりと食べた。

鮎の刺身 鮎の塩焼きの会席料理


鮎の刺身は
食べ終わると その骨を唐揚げにしてくれた。


女将さんのおもてなしの心が伝わってくる
つまようじ刺し
ぶら~~~と 気の向くまま出かけてきた旅先の
老舗旅館の庭に面した部屋は
かすかにイ草の香りが鼻をつき
落ち着いた雰囲気が漂っていた。

私は布団の中で翌日のコースを練っていた。
車酔いをするみいの為に
道草をし乍ら長い時間をかけて
人吉から五ケ瀬町へとたどり着く予定である。
車窓見学ばかりを強いるわけにはいかない
幼いHAYATOの為に
椎葉村で長い時間を費やし川遊びをする計画した。
誰もが避けて通るような秘境を楽しみにしているボス
S字カーブが続き
対向車が変わらないほどの狭い山道の
緊張を強いられるハンドルさばきを楽しむであろう主人
秘境と呼ばれる
九州中央山地国定公園山の椎葉村に向かう
明日のコースを考えると
眠りに着く時間が遅くなってしまった。
どんな所に行くのか想像もつかなかったが
持ってきているクーラーに
氷や飲み物 お弁当を買いこんで過ごす
深い山の中での一日を想像すると
わくわくしてきた。
知らない町で
静かに夜が更けていった。
8畳の部屋で
布団を頭からすっぽりかぶったみいが
身動きもせず眠っている。
壁を隔てた隣のへやから
大きな声で ボスの寝言が聞こえてきた。
静かになった横の部屋から
小さな主人のいびきと
大きなボスのいびきが聞こえてきた。
かすかな心地よいHAYATOの寝息も
聞こえるような気がした。
電気を消した真っ暗な部屋の中に
庭の明かりがほんのりと射し込んできていた。




「 一段落ついたので
29・30日と休もうか!
HAYATOも頑張って
夏休み中お手伝いしたので
ぶら~~~とでかけよう! 」
「 どこか 山の中を気ままに行ってみよう!」
又もや ミステリーツアーである。
気の向くままに ブラ~~~ と。
いつもの ことである。
ボスの要望 ・・・ 綺麗な景観の中の快適ドライブ・温泉
HAYATOの満足 ・・・ アウトドアを体験
みいの楽しみ ・・・ バイキング お土産物屋さん巡り
主人の楽しみ ・・・ 地場産のグルメに舌鼓
私は ・・・・ みんなの要望を満たせるように ツアーコンダクター
午前6時出発。
事前に決めたのは これだけである。






長崎自動車道 川登SAで朝食を摂った後
私は車中で8時を過ぎるのを待って
昨夜案を練った宿泊地に電話を入れた。
熊本 人吉温泉
芳野旅館(国登録有形文化財の宿)

一泊二食付き 12,000円
子供 6,000円
電話の向こうの感じの良い声の主にほっとし、
今夜の宿が決まったことに安堵した。
オーバーだが
意外と希望通りの宿の確保は難しいものである。
宿泊ホテルにいつも頭を痛めるので
一番の問題はクリアできた。
長旅である。
車窓見物を強いられたHAYATOの為に
道中の楽しみを見つけなくてはいけない。
サービスエリアでもらった高速道路ガイドマップとにらめっこした。
カーナビの目的地はまだセット出来ていない。
ハンドルを握る主人に次の休憩所を相談し
「九州自動車道 北熊本SA」を次の休憩場所に決めた。
そこまでに
人吉温泉までのルートを決定させなければならない。
後ろの座席では
ボスとHAYATOの他愛もないが楽しそうな会話が
途切れることは無かった。
一人で占領する最後部座席では
みいが軽い眠りについていた。
子供のころから車に乗れば眠るみいを
せっかくの車窓見物が もったいないと思うが
口に出したことはない。
ぶら~~と ドライブがてら一泊旅行を希望したボスの為に
車窓見物が楽しめるように
8人乗りボクシィをレンタルしていた。
主人は大好きな高速での運転を楽しんでいた。
私はルートを決定するのに必死だった。
しかし この必死さが 私は心地良かった。
熊本を通り過ぎた松橋ICで高速を降りて
美里町経由で五木村を通り人吉温泉までのルートを決めた。
北熊本SAで
カーナビの目的地を「 美里町役場 」にセットした。
高速を降りる頃 ぽつぽつと小雨が降り始めた。
私は更に ガイドブックとにらめっこしながら
五木村観光協会と
椎葉村観光協会に電話を入れて
HAYATOを遊ばせるために
川魚釣り場をたづねた。
小雨が降り始めたので
翌日の椎葉村の川で釣りをし乍ら帰ることに決定した。
椎葉村観光課に問い合わせをし
釣りさおやエサ・漁業権の購入などの情報を得た。
行き当たりばったりの旅行の行程ががここで決定した。
カーナビにセットされた美里町に到着した後
新たに五家村 五家荘に目的地を合わせた。
出発した車は快適に山道を進んだ。
思っていたより山は深くなくて
川沿いの道を車はスムーズに進んだ。
ここで
私は大きな間違いをしでかしたのである。
九州中央山地国定公園であるこの山の中で
標高を頭に入れていなかったのである。
地図で国道445号線から少し入った所に思えた五家荘(ごかのしょう)は
とんでもなく遠い場所にあった。
くねくねと小雨の降る山道を車は登った。
深い山の中の道下に現れた集落に驚いたり
あちこちで車を下り気分転換に歩いたり
珍しい葉っぱを取ったり栗を拾ったりしながら
気ままに進んでいった。
五家荘に到着するほんの少し前の山の中で
私たちはいっせいに笑った。



突然目の前の狭い道路の真ん中に看板が立っていた。
「 通行止め 」
「 五家荘まで 6km 」



気ままな ぶら~~~と旅である。
ぜひとも 五家荘に行きたかったわけではなかった。
通行止めも楽しい出来事となった。
大笑いをした後
来た道を国道445号線へと戻った。
帰り道は 早いものである。
私たちはお腹を空かせていた。
買い物をする商店も探せず
道幅の広い快適な山道を車は進んだ。
五木村の中心地が近づき
やっとうどん屋さんの看板が目につき車を止めて
遅いお昼ごはんを食べた。


五木村の中心地にある「道の駅」で休憩し
1時間ほどで人吉に到着した。
密かに頭の隅にあった川下りは
最終乗船時間が14時30分なので間に合わなかった。
旅館に入るには少し早すぎるので
人吉の街を通り過ぎ
球磨村にある「球泉洞」へ遊びに行った。




鍾乳洞としては規模が小さく素朴なものであったが
探検コースで盛り上がり
今日の思いつき 行き当たりばったりの行程はクリアした。
芳野旅館に18時20分到着した。

源泉かけ流しあり
露天風呂あり・・ で選んだ
「国登録有形文化財」に指定されている
老舗旅館「 芳野旅館 」は
趣のある落ち着いた素敵な旅館だった。

源泉かけ流しのお風呂は
ほど良い広さで
湯船からざーざーとお湯が流れ落ちていき
気持ちが良かった。
到着し夕食前にひと風呂
食後にひと風呂
翌朝6時に朝風呂と 3回もお湯に浸かった。

お風呂からあがると
廊下越しに中庭の見える和風の個室に
夕食が準備されていた。
お子様メニューの食事を
HAYATOはぺろりと食べた。

鮎の刺身 鮎の塩焼きの会席料理


鮎の刺身は
食べ終わると その骨を唐揚げにしてくれた。



つまようじ刺し
ぶら~~~と 気の向くまま出かけてきた旅先の
老舗旅館の庭に面した部屋は
かすかにイ草の香りが鼻をつき
落ち着いた雰囲気が漂っていた。

私は布団の中で翌日のコースを練っていた。
車酔いをするみいの為に
道草をし乍ら長い時間をかけて
人吉から五ケ瀬町へとたどり着く予定である。
車窓見学ばかりを強いるわけにはいかない
幼いHAYATOの為に
椎葉村で長い時間を費やし川遊びをする計画した。
誰もが避けて通るような秘境を楽しみにしているボス
S字カーブが続き
対向車が変わらないほどの狭い山道の
緊張を強いられるハンドルさばきを楽しむであろう主人
秘境と呼ばれる
九州中央山地国定公園山の椎葉村に向かう
明日のコースを考えると
眠りに着く時間が遅くなってしまった。
どんな所に行くのか想像もつかなかったが
持ってきているクーラーに
氷や飲み物 お弁当を買いこんで過ごす
深い山の中での一日を想像すると
わくわくしてきた。
知らない町で
静かに夜が更けていった。
8畳の部屋で
布団を頭からすっぽりかぶったみいが
身動きもせず眠っている。
壁を隔てた隣のへやから
大きな声で ボスの寝言が聞こえてきた。
静かになった横の部屋から
小さな主人のいびきと
大きなボスのいびきが聞こえてきた。
かすかな心地よいHAYATOの寝息も
聞こえるような気がした。
電気を消した真っ暗な部屋の中に
庭の明かりがほんのりと射し込んできていた。

Posted by パールじゅんこ at 05:12│Comments(0)