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2017年01月23日

パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 

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         パース6日間
(クラウンメトロポールパースホテル/ラグジュアリールーム)
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1月7日 二日目 

  ロットネスト島一日 自転車ツアー


朝食を予約していなかったので
ホテル北側(駐車場側)入り口にあるマクドナルドで朝食をとった。

集合時間の10分前に
マクドナルド近くのタクシー乗り場付近で
ロットネスト島への迎えのバスを待っていた。

     パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー    

パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 

 ロットネスト島へのフェリーの絵が付いた大型バスが
 集合時間 7:55 に 目の前で停まりドアが開いた。

 案内人が誰もいないバスは
 すぐドアが閉まって発車してしまった。

 私は呑気に バスに向かってシャッターをおした。
パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 


     おい!  おい!
 
       ジャスミンの花が 笑った。
   パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 

    時計は8:00をさした。
    「集合時間」とやらが・・・ 5分経過した。

    私は気が付いた。
    5人みんなで 気が付いた。

  「 さっきのバスだったんじゃない? 」

  私はとっさに昨夜の案内人からもらっていた連絡先
   「 HISパース支店 」に電話を入れた。
  もちろん 日本人のスタッフが応対してくれた。

 目の前で瞬時停まってすぐ 出発していったバスに
 乗らなければならなかったことが解った。

  電話先のパース支店勤務の男性は
 落ち着きかえって指示をした。
 「急いでタクシーで港まで行ってください。
  船の時間まであまり余裕がありません。」

 ホテルから港まで15分の時間がかかることを聞き
 フロントでタクシーを呼んでもらった。
パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 

 当然言葉が解らない異国である。
 添乗員も日本語ガイドもいない。
 

 しかし 港に行かなければ 船に乗り遅れる。
 一番楽しみにしていたロットネスト島に行けなくなってしまう。
 港で日本語ガイドさんに合わなければならない。

 必死だったが英語が喋れるはずがない。
 Please call a taxi for me.とは言えなかった。
 「 タクシー プリーズ 」とカタカナ英語で伝えた。

 It is five people. とも言えなかった。
 「 ファイブ ピーポゥー 」とゼスチャーで全員を指さした。
 必死で伝えた。
 「 Two taxis.  Please. 」 
 でも 
 カタカナ英語はきっと理解してもらえなかったと思う。
   
 中年の大きな朗らかな女性の警備員は
 私のカタカナ言葉はきっと伝わっていないと思うが
 経験と機転で
 私が何を言おうとしているか
 解ってくれたようであった。
 
 タクシーを待ちながら笑顔で話しかけてくれた。
 所々の単語が理解できたので
 あたかも
 会話ができているかのように思われた。
 
 私たちがロットネスト島へ行くことは即座に伝わった。
 日焼け止めクリームを塗ることを勧められた。
 私はバックにつきさしているクリームを見せた。
 大きなゼスチャーで笑った。

 すぐに正面ロビーに大型タクシーがやってきた。

 英語が喋れない外人観光客になれているようで
 陽気な女性警備員はタクシードライバーに
 港まで行くよう伝えてくれた。

パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 

 日本からの旅行者の多くは
 このバスに乗り遅れるらしい。
 このトラブル(バスに乗れない)が
 連日のように起こっていたのを後で聞かされた。


パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 


 私は
 船の時間まであまり余裕がないことを知っていたので
 気が気じゃなかった。  が
 涼しい朝のパースは空気が澄んでいて心地良く
 緑の多い街並みは素敵で
 15分間の車窓見物を楽しみ
 20ドルを支払ってタクシーをおりた。

 少しだけ おつりがあったはずだが
 「 サンキュー 」とカタカナ英語でお礼を言って
 さっさとタクシーをおりた。

 私たちが乗らなければならないバスは
 タクシーを使った我々の到着より後で
 船乗り場に到着した。

  
  パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 

 我々担当の日本語ガイドさんを探したが出会えなかった。
 ぐずぐずしていたら
 船に乗り遅れるのは目に見えていた。
 とにかくチケット売り場に並んで
 再び HISパース支店に電話を入れた。

 誰かを探している様子の若い日本人ガイドがいたので
 声をかけると
 我々でない 別の日本人を待っているようであった。

 そのガイドさんに手伝ってもらいチケットを購入し
 再び「HISパース支店」に電話を入れて
 大急ぎで船にのった。

  パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー   

 船は満員だった。

 空いている席を探して座った。
 乗り込むのが遅かったので5人分の並び席はなかった。
 それぞれ近くに座っていると
 先ほどの日本人のガイドさんが声をかけて来てくれた。

 私たちのロットネスト島観光の予定が
 専属のガイドさんには明日の予定として入っていたので
 今日この場には来ないことを知った。
 そして そのことを伝えてくれたガイドさんの担当している客も
 バスにおいていかれたために
 船に乗ることが出来なかったので
 別の場所から1時間後の別の船でくることになったらしい。

 そのガイドさんが我々の今日の案内を引き受けてくれた。
    
   パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー   
 パースのバラックストリート フェリー乗り場を出航した船は
 約1時間 スワン川を
 ゆっくりと遊覧しながら河口へと下っていった。

 ゆったりと流れるスワン川では
 豪華クルーザーや
 小さなプレジャーボートが
 河口まで途切れることなく係留されていた。
 両サイドの、緑あふれた丘の上には
 明るい色彩の大きな家が立ち並んでいた。

 気温は30度近いが
 インド洋から吹いてくる風は冷たくて
 初夏のようなさわやかさを肌に感じた。
パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー  

 スワン川の河口にある「フリーマントル」(明日の観光地)を
 通り過ぎると
 高速船は波の荒いインド洋へと出た。
 急にスピードを上げた船は
   大きなエンジン音を上げ
     船体を揺らせ
        波を蹴散らして
 約30分 ロットネスト島に向かって走行した。

 そんなに波が高いわけではないが
 穏やかなスワン川の遊覧とは打って変わって
 船の振動が激しくなった。
 デッキに立って外の景色を眺めていたが
 海や船に慣れている私だが
 転びそうで不安になり椅子に深く腰を下ろした。
 
 広大なインド洋の荒さが伝わってきて
 不思議な感動を覚えた。
 
  パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 
 
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  パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 
 
 A級自然保護区のロットネスト島に到着した。
 一般車両の乗り入れが禁止されているので
 移動は自転車か 島内周遊の観光バスしか手段がない。

 当然私たちは 自転車を予約していたので 
 ヘルメットと船の後部に積まれていた自転車を借りた。

パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 

 子供だからと 小さな自転車を渡されたが
 HAYATOは大人用の大きな自転車にまたがった。


 楽しみにしていた時間を手に入れることが出来て
    HAYATOの瞳が輝いた。
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パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 

  
  HAYATOに笑顔が溢れた。

  午前11時
  島の北西にある灯台までサイクリングに出かけることにした。

  スピードでは
  誰もHAYATOについていくものはいなかった。

パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 


パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 

   
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パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 

 道端のクオッカに声をかけ・・・
パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 
  生態系を壊してはいけないので
  決して 
  クオッカには触れないこと !
  エサを与えないこと !

  
  視力の弱いクオッカは
  臭いで自分の子供を識別しているので
  人間の匂いが付くと育児を放棄してしまうから。

  と 教わりました。コレ!
  



 インド洋を眺め・・・
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  一休みをしたり・・
パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 

  アップ・ダウンを繰り返しながら
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  迷わずに・・
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    目的地の灯台に到着 びっくり!!
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 すみれ色の塩水湖のほとりを
     颯爽と風をきり 
         鼻歌交じりでみいは進んだ。
パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 

 余裕しゃくしゃく 「 おとうさん 」 ガッツポーズ
   足並みの揃わないみんなの監視に大忙し!

   みいと 私は常に怒られた。 「 早く来い!」
   でも
   二人とも堪えない。

   だって 綺麗なんだもの どこもかしこも。
       きょろ  きょろ   きょろ   
パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 


  みんなの予想を裏切って
    完走した「 じんちゃん 」ことボスに拍手チョキ

    50年ぶりの自転車。 当年70歳。
パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 


  港に帰り  
  バイキング昼食を終えたのは午後3時だった。
パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 

   70歳 頑張ったじんちゃん
            お昼寝タイム 眠る
   パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 

  みいは
  ぶらぶらとショッピングモールで時間つぶし。プレゼント

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   私は もう一度 すみれ色に輝く塩水湖を見たくて
   HAYATOと おとうさんを誘った。

パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 

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パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 

 
 打ち寄せられる波は
 ふんわり ふわふわと・・
 まるで、卵白を泡立てたメレンゲのようであった。  
パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 


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 波打ち際のふわふわとした塩の塊が
   綿菓子のように
      風に吹かれて 
        舞い上がり飛んでいった。

 
 小さな固まりになって道路を転がっていく様は
    桜吹雪を見ているようであった。


 私に 詩心があるならば・・・
    とっても素敵に 表現できるんだろうになぁ。
   
パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 

 青い空  青い海
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 すみれ色の風        
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  パースの旅の思い出にすみれ色が加わった。

 私は もっと旅情にどっぷりと酔いしれたかった。
 なのに・・・
 男性陣はムードなんてそっちのけ!

 感傷に浸る時間はなかった。
 おいて行かれては大変。
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パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 

    心に深く焼き付いた
    このすみれ色の湖を
    私は一生忘れることはないだろうと思えた。

    後ろ髪を引かれるようなオーバーな思いで
    塩水湖を離れた。

    パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 
 
  
    帰りの船が 入港するまで
  HAYATOは自転車から降りようとしなかった。

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  荒狂う海を強行突破した船は
  穏やかなスワン川を上り
  バラックストリート フェリー乗り場へと戻ってきた。
  ガイドさんとはここでお別れしなければならない。

  フェリーの中で
  今日お世話になったガイドさんに夕食場所を相談し
  フェリー乗り場の前の「ザ・ベルタワー」から
  無料バスに乗り
  「 パース駅 」周辺の飲食店街に行く方法を
  教えてもらっていた。

  バス   バス   バス   バス   バス


  無料バスが巡回している市内は非常に便利だった。
  バスを降りる人たちがすべて
  大きな声でドライバーに「Thank you.」と
  声をかけるのが とても心地良かった。 
  ガイドブックに載っているバス停の番号を
  みんなで数えながら
  2番~3番~・・・ 11番と進み
  12番でバスを降りた。
  私たちも
  「 サンキュー」と言ってバスを降りた。
  なんだか   少々恥ずかしかったが・・

  たくさんの飲食店が並んでいた。

  
  店の入口に 
  写真・値段付のメニューがある中国系の店に入った。
  もちろん言葉が通じるはずがない。
  店員さんにお願いして
  入口のメニューの前で
  身振り 手振りで 注文を済ませた。
  オーストラリアに来て・・ なんだが・・
  ラーメン か 汁ものが食べたかった。
  肉料理も麺類も 全てが口に合って美味しかった。

  暗くならないうちにホテルに帰ることが
  安全な旅の必須条件なので
  さっさと食事を済ませた。
  
  薄暗くなりかけた繁華街をぶらぶらとパース駅まで歩いて
  タクシー2台 拾ってホテルまで帰った。
 
  またまた 
  当然 言葉が通じない・・・
  そこで  
  タクシードライバーに
  ホテルのルームキーのケースを見せ快く承知してもらい
  10分ほどで ホテルに戻った。


    車   車   車   車 

 部屋に戻った後 
 私はやらなければならないことがあった。

 エレベーターから見える
 素敵なバイキングレストランで食事をしたかったので
 明日の朝食の予約を入れなければならない。
   パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 



 朝食を予約していなかったため
 この事態を予想していたので
 英語の堪能な知り合いから教えてもらい
 カンニングペーパーを作っていたのだった。

 =====  =====  =====

「 1月8日と1月9日の06時30分に
  ビュッフェ朝食を予約します。 
  大人4名と子供1名です。  」

 We would like to make a reservation for your
 breakfast buffet on January 8 and 9
  at 6:30 for 4 adults and 1 child.

 =====  =====  =====

 みいと一緒にフロントへ行き 
 きちんと予約を取ることが出来た。
 (ふぅ・・  良かった! 何とかなった!)

  大人 一人  42ドル (1ドル=約91円)
  子供 一人  21ドル 

 ちょっと割高だったので(私の感覚では)
 ひそひそと みいと相談して
 9日はキャンセルして 
 マクドナルドで食べることにした。

 明朝だけ ちょっぴりセレブな朝食をとることにした。

パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 

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   風が冷たくて油断したから
   日焼け止めのクリームを塗ったのに
   おとうさんは日焼けで鼻の頭の皮がむけ
   HAYATOのほっぺと腕は真っ赤になった。

   痩せっぽっちのみいはお尻がいたくなったが
   普段、肉体労働をしているボスと私はケロッとしていた。
   
 
   専属のガイドさんがいなかったが
   何とか切り抜けることが出来たので
   旅行会社のミスはスリルとして 
   ロットネスト島の楽しい思い出に ピリッとした花を添えた。

  
パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー      

  パートⅡ オーストラリア ロットネスト島 自転車ツアー 
 

 オーストラリア(パース) & シンガポール旅行
           パート Ⅲ



       明日の市内観光
     パートⅣ へと つ・づ・く GOOD

    




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プロフィール
パールじゅんこ
パールじゅんこ
えっちら おっちらと進む人生。
苦しいことも乗り越えたはず。
悲しいことも通り過ぎたはず。
やってくる明日は
絶対幸せで楽しいはずと
100%信じている私こと じゅんこです。


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