
2017年03月26日
鹿児島出水の鶴 鹿町町上空を北帰行
出水市観光協会「 ツ ル 情 報 」
3月24日(金)
ナベヅル1,577羽、カナダヅル3羽の北帰行を確認。
3月24日 午後4時45分
終業間際
船台で作業中の私の頭上に鶴の群れが現れた。
なんで こんな時間に?
こんな遅い時間にどうして?
不思議に思った。
鹿児島県出水市を飛び立った鶴は
シベリアに向かって北帰行するため
午後1時過ぎには
私の就業先の鹿町町上空を
平戸島に向かって飛んでいくのである。
遅くても午後3時頃までには
大群で 気流にのって飛び去って行くのが
普通である。
20~30羽で表れた鶴たちは
私の頭上でくるくるといつまでも旋回を続けた。
午後6時近くまでに
徐々にその群れは増え続け
空いっぱい 大群で群れが乱れたり 列を整えたりしながら
旋回を続けた。
まるで
今夜の宿を探しているようだった。
残念なことに
私の職場付近にはエサのいるような農地がなかった。
私の頭上で
1時間以上かけて
羽根を休める場所を偵察していた。
しかし
エサのある農地で安全に疲れた羽根を休める場所が
あいにくなかったようである。
再び
大群で 平戸市田平町方面へと飛び去って行った。
時はすでに午後6時を越していた。
早く夜を過ごす場所を見つけないと日が暮れるのに・・・と
気になったが
数年前にも近くの平戸市田平町 里田原遺跡近くの農地で
200羽近くが羽根を休めていたことがあるので
飛び立った方向がそちらに向かっていたから
ほっと胸をなで下ろした。
そわそわと空ばかり見上げていたのは
私だけのようであった。
翌日
出水市観光協会「 ツ ル 情 報 」を検索すると
「3月24日(金)
ナベヅル1,577羽、カナダヅル3羽の北帰行を確認。」
という新着情報が載っていた。