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2017年05月01日

「出水の鶴」の一夜の寝床

少しの時間のずれで
 とっても残念に思う出来事が沢山ある。

もう少し待っていたら・・・ 
  逢えたのに    と。



去る3月24日 夕方
私の勤め先の頭上で繰り広げられた
「出水の鶴」のシベリアへの北帰行道中劇。
「出水の鶴」の一夜の寝床

いつもなら
午後1時過ぎから午後2時頃に
佐世保市江迎町方面から飛んできて
私の勤務先である佐世保市鹿町町の上空を
平戸島の南部方面へと飛んでいく鶴の群れが・・・

今年平成29年3月24日は
午後5時前に20~30羽ほどの群れが
次々と私の頭上に集まってきた。
そして100羽~200羽近い鶴が一斉に
上空を偵察して回っていた。
「出水の鶴」の一夜の寝床

1時間近く旋回しながら
今夜の寝床を探しているようだったが
別の場所を求めて去っていった。
・・・・ ように思った。

飛んでいった方向から
数年前に一夜を明かした隣町の
平戸市田平町の農地へ行ったと考えた。
「出水の鶴」の一夜の寝床

仕事を片付け
事務所のカギを締め 帰路についた。


「出水の鶴」の一夜の寝床


4月中旬のこと・・。

「この前の出水の鶴たちはそこの埋立地に
 泊っていったバイ!
 次々と降りて来て
 周りの背丈の高い草の茂みの中へ隠れた。
 飛び立つのを見たかったから次の朝早く行ってみたが
 すでに飛び立ってしまっていた見れんかった・・。」
と聞かされた。
私が帰った後まで港で竿を下していたおじさんは
鶴たちが降り立つ様子を目のあたりにしていた。

私が帰った後で
飛んでいってしまったと思った鶴の群れは
再び私の勤務先の隣接地の埋立地へと
やってきていたのだった。


「出水の鶴」の一夜の寝床

もう少し
ぐずぐずと仕事を続けていたら
帰り道に
道路際の隣接地に降りてくる鶴を見ることが出来たのに・・・

とっても残念だったが
心の中にぽっと明かりがともされたような気がした。


私の毎日過ごしている場所が
鹿児島県出水市を飛び立ち
遠いシベリアまでの道中の
鶴たちの宿になったんだと思うと
とても優しい気持ちが湧き上がってきた。

    「出水の鶴」の一夜の寝床



Posted by パールじゅんこ at 23:15│Comments(0)
 
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