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2017年09月28日

兄の三回忌法要  徳島へ里帰り

  9月8日
   兄の三回忌法要の為  
   主人と二人で徳島の実家へと向かっていた。

   午前9時30分にオーシャン東九フェリーで
   徳島港に降りた後
   実家とは反対方向にある鳴門市の
   大塚国際美術館で午後2時頃まで過ごした後
   徳島県南部にある海部郡海陽町に向かった。

     渦潮で有名な 鳴門大橋を観ながら
   大塚国際美術館を後にした。
 兄の三回忌法要  徳島へ里帰り 

   午後4時過ぎ
   海部郡美波町の四国八十八か所の大二十三番札所の
   厄除けで有名な薬王寺の前の「道の駅 日和佐」で 
   小休憩をした。

   娘やHAYATOが同行している時には
   いつも 
   退屈な長い道中の気分転換に 
   「 おやくっさん 」と子供のころから呼んでいた薬王寺の
   長い階段を登ってお参りするのだが
   主人とふたりきりの時は
   道の駅から手を合わせ素通りしてしまうのが常であった。

兄の三回忌法要  徳島へ里帰り
   
   道の駅の駐車場から「おやくっさん」に手を合わせ
   道の駅「日和佐」の足湯に浸かり
   長旅の疲れをとった。
   
   鳴門「大塚国際美術館」をでて2時間弱経った。
   実家まで もう一息で到着する。


   里帰りの度に
   道の駅 「日和佐」の足湯に浸かるのが恒例なっている。

   涼しい風にのれんが気持ちよく揺れていた。
      
兄の三回忌法要  徳島へ里帰り
 
      あったかい足湯は
      心も体も癒してくれた。    
    兄の三回忌法要  徳島へ里帰り
    
    兄の三回忌法要  徳島へ里帰り

    兄の三回忌法要  徳島へ里帰り 
    ゆったりと時間つぶしをして 海陽町へと向かった。

    日和佐をすぎての
    室戸阿南国定公園に指定されている海岸線は
    心が洗われるように綺麗だ。
    
    私の暮らしている長崎県北の西海国立公園の海は
    多くの島々の緑を海面に移し緑の色彩が強いのだが
    太平洋に面したここは青色が基調となって
    開放的ですきっと底抜けに明るかった。
    
    青い空を映し出した真っ青な海から
    白い綺麗な波が大きなうねりとなって
    砂浜や周りの岩場に押し寄せては
    大きなしぶきとなって飛び散る様は
    非常に気分がよかった。
    窓を開け潮風を受けながらのドライブは
    気分爽快である。

    今回は帰りもこの道を逆走する予定である。
   
兄の三回忌法要  徳島へ里帰り


   夕方 長兄と義姉の待つ実家に着いた。
   今は亡き父母が植えた「すだち」がたわわに実をつけていた。
   子供のころと変わらない庭の木が大きく育ち
   心地良い木陰をつくっていた。

   70歳を過ぎた長兄と
   私が子供のころ嫁いできて同居していた義姉が
   迎えてくれた。

   近況報告や他愛のない世間話
   今は亡き両親の話しや
   亡き次兄と遊んだ子供のころの思い出など
   話は尽きなかった。


  9月9日
   次兄の三回忌法要が行われた。
   大阪に住む姉夫婦もやってきて
   長兄のすぐ近くに住む亡き次兄の家に親戚一同が集まった。
  
   次兄が亡くなった後に
   次兄の息子家族に双子の赤ちゃんが誕生し
   娘家族にも赤ちゃんが生まれ
   亡き兄の孫が6人になり賑やかだった。

   ハイハイをする三人の赤ちゃんを囲み
   誰の顔にも笑顔が溢れた。
 
   兄がもう私たちの住むこの世にいないとは思えなかった。
   何かの用事で出かけている為
   今回の集いに参加できないような
   そんな感じがしてならなかった。

   子供のころから無口だった兄は
   私の心の中に しっかりと存在している。
   今 この場にいないだけの事だ・・・ と思えた。

   笑っているみんなの心の中で
   兄は生き続けているのだった。 

兄の三回忌法要  徳島へ里帰り  

    
兄の三回忌法要  徳島へ里帰り

    午後1時過ぎ 
    私と主人は みんなに別れを告げて故郷を後にした。

    やって来た道を戻り 
    徳島市内を抜け高速に乗るために鳴門へと向かった。

    実家から 徳島市内とは反対方向に進むと
    室戸岬を回り 高知県を通り愛媛県八幡浜へ
    帰るコースがある。
    長い海岸線に沿った信号もない広い道路は
    心地いいものである。
    沢山のお遍路さんの歩く横の
    白い波が打ち付ける海岸に沿った道を
    太平洋を左手に眺めながら
    時速80kmで車を走らせる心地よさは最高である。
    
    室戸岬まで信号がなく
    ノンストップで40~50分海岸沿いを走るのは   
    ドライブの好きな主人の大きな楽しみであるが
    今回は
    時間に制限があるので
    残念ながら室戸岬を通る道を断念している。 


    午後8時30分発の 宇和島運輸フェリーに乗る予定である。
    乗り遅れると 
    沢山のお客さまを迎えなくてはならない日曜日の仕事に
    支障が出てくるのである。
    ぐずぐずしてはおれなかった。

   
 車  午後1時30分発 
       海陽町 → 徳島  →  高松 →  愛媛 → 八幡浜港  
     午後7時到着

 船  午後8時30分出港
       八幡浜港  →  別府港
     午後11時10分到着
 
 車  午後11時20分発
        別府 → 佐賀鳥栖 → 佐世保 →  自宅
     午前2時30分到着


    きっちり 予定通り 帰りついた。

    フェリーの中での
    2時間ちょっとの睡眠は私の疲労を和らげてくれた。
    
    1時間ほどの睡眠をとり私は元気に仕事に出た。


  亡き兄が三回忌法要という形でくれた里帰りの時間は
  私の心に明日への活力を与えてくれた。

  束の間の主人と二人っきりの小旅行を終え
  再びあくせくと働く毎日に戻ったのである。


  亡き主人の母が残した萩の花が 畑の隅で満開になった。
  優しかった亡き義理母も
  厳しかった亡き義理父も 
  逢えないだけで 
  今もなお私の心の中で鮮やかに生きているのだった。
兄の三回忌法要  徳島へ里帰り



Posted by パールじゅんこ at 02:17│Comments(1)
この記事へのコメント
お元気?
Posted by パールじゅんこパールじゅんこ at 2017年10月24日 21:07
 
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